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格安SIMが遅い!原因と今すぐできる解決方法

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スマホ代を抑えたい!そんな思いから「格安SIM」に乗り換えた人は多いですよね。
でも、いざ使ってみたら「なんか遅い…」と感じたこと、ありませんか?

特に昼休みや帰宅後の時間帯に、ネットが繋がりにくくなるとイライラしてしまうもの。
「通信制限でもかかってるの?」「設定が間違ってるのかな?」と悩んでいる人も多いでしょう。

この記事では、格安SIMの速度が遅くなる原因をわかりやすく解説したうえで、今日からすぐに実践できる具体的な改善方法を紹介します。
さらに、「もう我慢できない…」という方向けに、通信速度が安定しているおすすめの格安SIMも比較して紹介します。

この記事を読み終えるころには、「なんでこんなに遅いの?」という悩みから卒業できるはず!
快適なスマホライフを取り戻すために、ぜひ最後までご覧ください。

目次

格安SIMの通信速度が遅い原因とは?

「格安SIMにしたら通信速度が遅くなった」と感じる人は少なくありません。

その原因は一つではなく、いくつかの要因が絡み合っています。ここでは主な3つの理由について詳しく見ていきましょう。

混雑時間帯の影響を受けやすい

格安SIMは、ドコモ・au・ソフトバンクなど大手キャリアの回線を借りて運営されています。
この仕組み上、回線の混雑状況に大きく左右されるのが特徴です。

特に利用者が集中する時間帯、たとえば

  • 平日の昼休み(12時~13時)
  • 夕方から夜(18時~22時)

このような「みんなが使いたいタイミング」では、回線が混雑しやすく、速度が大きく落ちる傾向があります。

たとえば、ある格安SIMでは朝の速度が60Mbpsあったのに、昼になると2Mbps以下まで落ち込むというデータも。
これは「帯域制御」による影響で、キャリア回線の一部しか使えない格安SIMは優先順位が低くなりがちなのです。

通信制限による速度低下

契約している月間データ容量を使い切ると、速度制限がかかる場合があります。
これは「低速モード」と呼ばれ、最大200kbps〜1Mbps程度に制限されるのが一般的です。

200kbpsというと、テキスト中心のLINEやTwitterはなんとか使えても、YouTube視聴や画像多めのサイト閲覧は厳しいレベル

「思ったよりデータ使ってた!」ということも多いため、まずはマイページやアプリでデータ使用量を確認してみましょう。

なお、mineoなど一部の格安SIMでは、高速通信を節約する「節約モード」機能を提供しており、使い分けが可能です。

ただしこの場合も、必要なときに高速モードに切り替えないと「ずっと遅いまま」ということに…。

MVNOの仕組みと帯域の問題

そもそも格安SIM(MVNO)は、大手キャリアから限られた回線容量(帯域)を借りて運営しています。

この「帯域の狭さ」が、速度低下の根本的な原因になるケースも少なくありません。

大手キャリアは自社ユーザーを優先して通信させるため、MVNOはその余った帯域を使うことになります。

つまり、キャリアが混んでいる=MVNOの速度はさらに遅くなるというわけです。

また、MVNOごとに「どれだけ帯域を確保しているか」には差があり、月ごとの契約者増減などで速度が変動する場合もあります。


速度重視で選ぶなら、帯域をしっかり確保している「サブブランド系」の格安SIM(例:Y!mobile、UQモバイル)を選ぶのが安心です。

このように、格安SIMが遅く感じる原因は「時間帯」「制限」「構造上の制約」が大きく関係しています。

ですが、これらにはしっかりとした対処法がありますので、次のセクションで詳しくご紹介していきますね!

今すぐできる通信速度の改善策

通信速度の遅さには原因があると分かっても、「今すぐどうにかしたい!」というのが本音ですよね。

このセクションでは、専門知識がなくてもすぐに試せる、具体的な対処法を5つ紹介します。

ちょっとした工夫で劇的に改善することもあるので、ぜひ一つずつ実践してみてください。

端末の再起動・機内モードの切り替え

まずは超基本のテクニックから。
スマホの通信状態が不安定になっている場合、再起動や機内モードのオン・オフでリセットできることがあります。

操作方法の例

操作方法
再起動電源ボタンを長押し → 再起動を選択
機内モード設定 or クイックメニューで「機内モード」をON → 数秒後にOFF

この操作で電波の再接続が行われ、通信が安定するケースがよくあります。
特に、しばらくスマホを使っていなかったときや、移動後に遅くなったと感じるときに有効です。

キャッシュや不要アプリの整理

スマホの内部ストレージが圧迫されていると、アプリやOSの動作に悪影響を与えることがあります。
結果として、通信そのものもスムーズに行えなくなるケースも…。

対策のポイント

  • 使っていないアプリのアンインストール
  • ブラウザやアプリのキャッシュ削除
  • 写真・動画のクラウド移行や削除

たとえば、Google ChromeやInstagramなどのキャッシュは、数百MB~数GBに及ぶこともあります。
これらを一掃するだけでもスマホの動作が軽くなり、通信もスムーズになることがありますよ!

APN設定の見直し

格安SIMでネットに接続するには「APN(アクセスポイントネーム)」という設定が必要です。
この設定が誤っていたり、初期設定のままになっていると、通信が不安定になることがあります。

チェックすべきAPN情報

項目内容
APN名SIM会社ごとの設定値(例:mineoなら「mineo.jp」など)
ユーザー名/パスワード不要な場合もあり(SIMによる)
認証タイプPAPまたはCHAP

間違ったままになっていないか、契約した格安SIMの公式サイトで確認し、必要があれば再設定してみましょう。

使用場所を変えてみる

通信速度は電波状況に大きく影響されます。
たとえば、以下のような場所では電波が弱くなりやすく、通信が遅くなる傾向があります。

  • 地下鉄や地下街
  • 鉄筋コンクリートの建物の奥
  • 山間部や郊外

逆に、窓際や屋外では電波が通りやすく、通信が安定しやすくなります。
まずは、場所をちょっと変えて電波状況を確かめてみましょう。

通信量の節約モードを使いこなす

一部の格安SIMでは、速度は抑えつつもデータ通信量を節約できる「低速モード」を自分で切り替えられる機能があります。

これを上手に使えば、必要なときにだけ高速通信を使い、普段は節約して速度制限を避けることも可能です。

主な対応SIM例

格安SIM節約モードの有無特徴
mineoあり専用アプリで切り替え可能、低速でもバースト転送対応
IIJmioあり専用アプリでON/OFF、制限中でもSNSは快適
BIGLOBEモバイルありMyページから切り替え可能

アプリや設定で簡単に操作できるため、日常的な使い分けにおすすめです。

通信速度に悩んだら、まずは今回紹介した改善策を試してみましょう。
「意外とこれだけで変わるの?」と驚くかもしれません!

それでも遅い場合の最終手段

ここまでの対策を一通り試しても「やっぱり遅い…」と感じるなら、いよいよ本格的な見直しが必要です。

このセクションでは、根本的な改善につながる“最終手段”を2つご紹介します。

混雑時間帯の使い方を工夫する

格安SIMユーザーが最も悩まされるのが「昼休みや夜の混雑時間帯の通信速度低下」です。

これは構造上の問題なので、根本的な解消は難しいですが、使い方の工夫でストレスを大幅に軽減することが可能です。

具体的な工夫例
  • アプリや動画のダウンロードは朝か深夜
  • 昼の時間帯はSNSやLINEなど軽めの通信に限定
  • ストリーミング再生ではなく「事前に保存」

たとえば、SpotifyやYouTube Premiumには「オフライン再生機能」があります。

これを利用すれば、混雑時間帯でもスムーズに音楽や動画を楽しめますよ!

通信速度が安定している格安SIMに乗り換え

どうしても速度に不満があるなら、通信品質が高い格安SIMへの乗り換えが一番の近道です。

実は、同じ「格安SIM」でも、通信速度には大きな差があります。

以下に、2025年3月時点で速度評価の高い格安SIMを表にまとめました。

通信速度が安定している格安SIMランキング(2025年3月版)

順位SIM名平均ダウンロード速度特徴
1位LINEMO(ソフトバンク系)約99.6Mbpsサブブランドで速度最強クラス。LINEギガフリーも魅力
2位mineo(ソフトバンク回線)約101.1Mbps通信量をユーザー間で分け合える「フリータンク」が人気
3位irumo(ドコモ系)約66.5Mbps安定した品質と料金バランスで話題に
4位Y!mobile約76.0Mbps家族割・光回線割でさらにお得に
5位UQモバイル約62.7Mbpsau回線で安定性抜群、節約モードが便利

※速度は「みんなのネット回線速度」より引用。地域や時間帯により異なる場合あり。
※ランキングは「かしこモバイル」調べ

これらのSIMは、いわゆる「サブブランド」と呼ばれ、通常のMVNOよりも優先的に帯域を使える仕組みがあるため、混雑時でも安定した通信が期待できます。

「節約のために我慢してたけど、やっぱり快適さも大事!」という方は、ぜひ乗り換えも検討してみてくださいね。

今はMNP(番号そのまま)やeSIM対応も進んでいるので、乗り換えも手軽になっています!

「格安SIM=遅い」を卒業しよう

「格安SIMは安いけど、通信が遅いからストレスが溜まる…」
そんな悩みを抱えている方は少なくありません。

でも、その“遅さ”には明確な原因があり、工夫次第で快適さを取り戻すことができるんです。

この記事では、以下のポイントを解説してきました。

今日からできる対策チェックリスト

✅ チェック項目実施状況
機内モード・再起動で電波リフレッシュ□ 済んでいない/□ 済んだ
不要なアプリ・キャッシュを削除□ 済んでいない/□ 済んだ
APN設定の確認・再設定□ 済んでいない/□ 済んだ
使用場所や時間帯を見直した□ 済んでいない/□ 済んだ
安定したSIMへの乗り換えを検討□ 済んでいない/□ 済んだ

このように、手軽にできる対策から根本的な改善策まで、一歩ずつ試していくことが大切です。

快適なスマホ生活を取り戻そう

スマホは日常生活に欠かせない存在。
だからこそ、「遅くてイライラする」なんてストレスは、少しの工夫で手放してしまいましょう。

通信速度に悩んだときは、この記事の内容を思い出して、原因の特定と対処法を実践してみてください。

そして、「それでもダメだな」と思ったら、通信品質に定評のあるSIMへ乗り換えるのも、決して悪い選択ではありません。

節約しながらも快適に。
そんな賢いスマホライフ、今日から始めてみませんか?

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この記事を書いた人

スマホ代を月6,000円→900円に節約したことをきっかけに、「かしこモバイル」を運営中。
現在はライター歴10年目。医療・ガジェット・通信分野を中心に執筆しています。

「スマホ代は無駄にするな!」をモットーに、初心者にもわかりやすくSIM・WiFi選びを解説しています。

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