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初心者必見!格安SIMの使い方と乗り換え完全ガイド

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毎月のスマホ代が高い……そんな風に感じたことはありませんか?
実は、通信費を大幅に節約できる手段として「格安SIM」が多くの人から注目されています。

格安SIMとは、大手通信キャリア(ドコモ・au・ソフトバンクなど)ではなく、MVNO(仮想移動体通信事業者)と呼ばれる企業が提供するSIMカードのことです。通信回線自体は大手キャリアから借りており、設備コストが抑えられるため、利用者は月々のスマホ料金を安く抑えられるというメリットがあります。

たとえば、月に7,000円以上かかっていたスマホ代が、格安SIMに乗り換えるだけで月2,000〜3,000円程度になることも珍しくありません。こうした「通信費の見直し」が、家計改善の第一歩として多くの家庭で検討されているのです。

しかし、格安SIMには設定や契約の手続き、通信速度など、大手キャリアとは異なる注意点もいくつかあります。特にスマホ操作に不慣れな初心者の方にとっては「難しそう」「本当に乗り換えて大丈夫?」という不安があるのも事実です。

このガイドでは、そんな初心者の方でも安心して格安SIMを導入できるように、2025年3月現在の最新情報をもとに、基本から応用までをわかりやすく解説していきます。設定手順やおすすめの選び方、利用時の注意点などを順を追って説明していきますので、ぜひ最後までご覧ください!

目次

格安SIMの基本知識

格安SIMに興味はあるけれど、「そもそも何がどう違うの?」「本当に安くなるの?」と疑問を持つ方も多いはずです。この章では、格安SIMの基本からしっかり押さえていきましょう。

まずは「格安SIMとは何か?」という基本的な定義を押さえた上で、利用することで得られるメリットや注意すべきデメリット、そして格安SIMを提供するMVNOという存在についても詳しく解説します。

この基本知識を理解することで、自分に合った格安SIMを選ぶための判断軸がはっきりし、後悔のない乗り換えができるようになります。

格安SIMとは?

スマートフォンを利用する際、通信や通話を行うためには「SIMカード」が必要です。​このSIMカードには、契約者の電話番号や識別情報が記録されており、端末に挿入することで通信が可能となります。​

格安SIMとは、大手通信キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンクなど)に比べて、低価格で提供されるSIMカードやそのサービスの総称です。​これらのサービスは、主にMVNO(仮想移動体通信事業者)と呼ばれる事業者によって提供されています。​MVNOは、大手キャリアから通信回線を借り受け、自社ブランドで通信サービスを展開しています。 ​

以下に、主要な通信事業者の分類をまとめます。​

分類事業者の例特徴
MNO(移動体通信事業者)NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル自社で通信設備を保有し、直接ユーザーにサービスを提供する。
MVNO(仮想移動体通信事業者)IIJmio、mineo、OCNモバイルONEMNOから通信回線を借り受け、独自のサービスや料金プランを提供する。

格安SIMの最大の魅力は、そのコストパフォーマンスの高さにあります。​大手キャリアと同等の通信品質を維持しながら、月々の通信費を大幅に削減できる点が、多くのユーザーに支持されています。 ​

ただし、格安SIMを利用する際には、以下の点に注意が必要です。​

  • 通信速度の変動
    MVNOはMNOから帯域を借りているため、利用者が多い時間帯には通信速度が低下する可能性があります。
  • サポート体制
    ​店舗数が限られている、またはオンラインサポートのみのMVNOも多く、対面でのサポートを重視する方は事前に確認が必要です。​
  • 端末の互換性
    ​現在使用中の端末が格安SIMに対応しているか、SIMロックの解除が必要かなど、事前の確認が求められます。​

これらのポイントを踏まえ、自身の利用スタイルやニーズに合わせて、最適な格安SIMを選択することが重要です。

格安SIMのメリットとデメリット

格安SIMは、スマートフォンの通信費を節約したいと考える多くのユーザーにとって魅力的な選択肢です。​しかし、その利用にはいくつかの注意点も存在します。​

ここでは、格安SIMの主なメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。​

メリット

格安SIMを選ぶメリットは5つあります。ここでは、それぞれについて詳しく紹介します。

月額料金の節約

格安SIM最大の魅力は、月々の通信費を大幅に削減できる点です。

大手キャリアでは月額5,000円から7,000円程度の料金が一般的ですが、格安SIMでは1,000円から2,500円程度で利用可能なプランも多く存在します。

シンプルで分かりやすい料金プラン

格安SIMの料金プランは、大手キャリアに比べてシンプルで理解しやすいものが多いです。

データ容量や通話の有無など、自分の利用スタイルに合わせて選択しやすくなっています。

少ないデータ容量のプランが充実

大手キャリアが大容量プランを中心に展開しているのに対し、格安SIMでは3GBから5GBといった少ないデータ容量のプランが充実しています。

これにより、あまりデータ通信を利用しないユーザーも無駄なく契約できます。

契約期間の縛りが緩い

多くの格安SIM事業者では、契約期間の縛りや解約金が設定されていない場合が多く、ユーザーは自由に契約や解約を行うことができます。

端末の持ち込みが可能

現在使用しているスマートフォンをそのまま利用できる場合が多く、新たに端末を購入する必要がないため、初期費用を抑えることができます。

デメリット

メリットがある反面、デメリットもあります。あとで「こんなはずじゃなかった」とならないように、必ず確認しておきましょう。

通信速度の低下

格安SIMは、大手キャリアから回線を借りてサービスを提供しているため、利用者が多い時間帯や場所によっては通信速度が低下することがあります。

サポート体制の限定

格安SIM事業者は実店舗を持たない場合が多く、対面でのサポートを受けることが難しいことがあります。そのため、オンラインや電話でのサポートが中心となります。

キャリアメールの利用不可

大手キャリアが提供する「@docomo.ne.jp」などのキャリアメールアドレスは、格安SIMに乗り換えると利用できなくなる場合があります。代替として、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールを利用することが一般的です。

通話定額プランの制限

大手キャリアが提供するような完全な通話定額プランがない、または選択肢が限られている場合があります。そのため、通話を多く利用するユーザーは注意が必要です。

LINEのID検索制限

格安SIMでは、LINEのID検索機能が制限されている場合があります。これは、年齢確認が行えないためで、新たな友人をIDで追加する際に不便を感じることがあります。

支払い方法の限定

格安SIM事業者によっては、クレジットカードのみの支払いに限定されている場合があります。口座振替やコンビニ払いを希望する場合は、事前に対応状況を確認することが重要です。

家族割引やセット割引の不在

大手キャリアが提供する家族割引や、インターネット回線とのセット割引などが適用されない場合が多いです。そのため、家族全員での乗り換えを検討している場合は、総合的なコストを比較する必要があります。

災害用伝言板サービスの利用不可

大手キャリアが提供する災害用伝言板サービスが利用できない場合があります。災害時の連絡手段として、他の方法を検討することが必要です。

MVNOとは?

格安SIMの話題になると必ず出てくる言葉、それが「MVNO(エムブイエヌオー)」です。これは「Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)」の略で、日本語では「仮想通信事業者」と呼ばれています。

MVNOとは、自社で通信回線(基地局など)を持たず、大手通信キャリア(MNO:Mobile Network Operator)から回線を借りて、自社ブランドでモバイル通信サービスを提供する事業者のことです。

つまり、MVNOは“通信インフラを借りているだけ”なので、設備投資にかかるコストを抑えられ、その分ユーザーに対して安価な料金プランを提供できるのが最大の特徴です。

以下に、MNOとMVNOの違いを簡潔にまとめました。

比較項目MNO(大手キャリア)MVNO(格安SIM事業者)
回線の保有自社で保有MNOから借り受ける
サービス例ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルIIJmio、mineo、OCNモバイルONE、LINEMO など
月額料金高め(5,000円〜)安価(1,000円〜)
通信速度安定している混雑時は低下することも
店舗サポート全国に多数の実店舗ありオンライン中心。店舗なしまたは限定的
契約の縛り契約年数の縛りがある場合も縛りなし・短期間の契約が多い

MVNOが提供する格安SIMは、以下のような人に向いています。

  • 毎月のスマホ料金をできるだけ安くしたい
  • 通話はあまり使わず、主にデータ通信を利用している
  • オンラインでの契約や設定に抵抗がない
  • 通信速度よりも料金の安さを優先したい

反対に、サポート体制や通信品質を重視したい人には、大手キャリア(MNO)のまま利用する方が安心かもしれません。

MVNOは、多様な料金プランとサービスを用意しており、契約の自由度も高いため、ライフスタイルや使い方に応じた最適な選択が可能です。

格安SIMへの乗り換え準備

格安SIMの魅力や基本的な仕組みがわかったところで、次に気になるのが「実際にどうやって乗り換えるのか?」という手順ですよね。

この章では、現在の契約内容の確認から、スマホのSIMロック解除、そして電話番号を引き継ぐために必要なMNP(モバイル・ナンバー・ポータビリティ)の取得方法まで、格安SIMに乗り換える際に必要な事前準備について、順を追って詳しくご紹介していきます。

特に初心者の方がつまずきやすいポイントや注意点にも触れながら解説していくので、安心して読み進めてください。

現在の契約内容の確認

格安SIMへの乗り換えをスムーズに進めるためには、まず「今どんな契約をしているか?」を正しく把握しておくことが大切です。意外と見落としがちですが、ここを押さえておかないと後で思わぬ出費やトラブルにつながる可能性があります。

以下の項目は、必ず確認しておきましょう。

確認項目内容チェックポイント
契約期間・更新月2年契約や縛りのある契約をしている場合、更新月以外で解約すると違約金がかかる可能性があります。解約手数料の有無と金額を確認。Myページや契約書でチェック。
端末の残債分割払い中の端末がある場合、解約後も残りの支払いが必要になります。端末代が完済済みか確認。不明な場合はキャリアに問い合わせ。
利用中のプランと料金毎月どのくらい使っているのか、通話・データの利用状況を見直す材料になります。適切な格安SIMプランを選ぶためにデータ利用量をチェック。
家族割やセット割の適用家族で契約していたり、インターネットとセット割を適用していた場合、解約でその割引が失効することも。解約で家族の料金が上がらないか確認。セット割の影響も要注意。

特に注意すべきなのは、「更新月の見落とし」「端末残債の未確認」です。
たとえば、更新月以外に解約すると最大1万円近い解約金が発生することもあります。また、分割払い中のスマホをそのまま使う場合は、引き続き支払いが必要になる点も忘れてはいけません。

今後の通信費を節約するためにも、乗り換え前にしっかりと現在の契約状況を見直しておくことが第一歩です。

スマホ端末のSIMロック解除

格安SIMへの乗り換えを検討する際、現在お使いのスマートフォンが特定の通信事業者(キャリア)専用に設定されている場合があります。

​この設定を「SIMロック」と呼び、他のキャリアのSIMカードを使用できないよう制限されています。​格安SIMを利用するためには、このSIMロックを解除する必要があります。​

SIMロック解除のメリット

  • 端末の自由度向上
    ​異なるキャリアのSIMカードを挿入して利用できるため、格安SIMへの乗り換えや海外での現地SIMの利用が可能になります。​
  • 端末の再利用
    ​使わなくなった端末を家族や友人に譲渡する際、相手が異なるキャリアを利用していても、そのまま使用できます。​

SIMロック解除のデメリット

  • 手続きの手間
    各キャリアごとに定められた手順で手続きを行う必要があり、場合によっては店舗に足を運ぶ必要があります。​
  • 一部機能の制限
    キャリア独自のサービスやアプリが利用できなくなる場合があります。​

SIMロック解除の条件

SIMロック解除を行うためには、以下の一般的な条件を満たしている必要があります。​

  • 契約者本人であること
    手続きは原則として契約者本人が行う必要があります。
  • 端末購入日から一定期間が経過していること
    多くのキャリアでは、端末購入から100日以上経過していることが条件となっています。ただし、一括購入の場合や端末代金を完済している場合は、即時解除が可能な場合もあります。​
  • ネットワーク利用制限がかかっていないこと
    ​料金の未払いなどでネットワーク利用制限がかかっている端末は、解除手続きが行えません。​
  • 解約済みの場合、解約日から一定期間内であること
    解約後もSIMロック解除は可能ですが、解約日から一定期間(例:90日以内)に手続きを行う必要があります。​

キャリア別のSIMロック解除手順

以下に主要キャリアごとのSIMロック解除手順をまとめます。​

ドコモの場合

  1. IMEI番号の確認:​端末の設定から「端末情報」を開き、IMEI番号をメモします。​
  2. My docomoにアクセス:​My docomoにログインします。​
  3. 手続きの選択:​「解約・その他」から「SIMロック解除」を選択します。​
  4. IMEI番号の入力:​先ほど確認したIMEI番号を入力し、画面の指示に従って手続きを完了させます。​

auの場合

  1. IMEI番号の確認:​端末の設定からIMEI番号を確認します。​
  2. My auにアクセス:​My auにログインします。​
  3. 手続きの選択:​「SIMロック解除のお手続き」を選択します。​
  4. IMEI番号の入力:​IMEI番号を入力し、画面の指示に従って手続きを進めます。​

ソフトバンクの場合

  1. IMEI番号の確認:​端末の設定からIMEI番号を確認します。​
  2. My SoftBankにアクセス:​My SoftBankにログインします。​
  3. 手続きの選択:​「契約・オプション管理」から「SIMロック解除対象機種の手続き」を選択します。
  4. IMEI番号の入力:​IMEI番号を入力し、画面の指示に従って手続きを完了させます。​

注意点

  • 手数料
    オンラインでの手続きは無料の場合が多いですが、店舗での手続きには手数料が発生する場合があります。​
  • 手続き可能時間
    オンライン手続きは24時間可能ですが、システムメンテナンスなどで一時的に利用できない場合があります。​
  • 解除コードの入力
    手続き後、他社のSIMカードを挿入すると解除コードの入力を求められる場合があります。指示に従って入力してください。​

SIMロック解除を行うことで、端末の利用範囲が広がり、格安SIMへの乗り換えもスムーズに進めることができます。​ただし、手続きの際は各キャリアの条件や注意事項を事前に確認し、正確に進めることが重要です。

MNP予約番号の取得方法

格安SIMに乗り換える際、「今使っている電話番号をそのまま使いたい」と思う方は多いでしょう。そのために必要なのが、「MNP(Mobile Number Portability)予約番号」の取得です。

MNPとは、現在利用中の電話番号を新しい通信事業者でも継続して使える制度のこと。つまり、格安SIMに切り替えても電話番号が変わらないため、家族や仕事関係者に番号変更を知らせる手間が不要になります。

MNP予約番号取得の流れ

MNP予約番号は、現在契約しているキャリアから発行してもらう必要があります。取得方法はキャリアによって若干異なりますが、一般的には以下の3つの方法が用意されています。

方法概要メリットデメリット
Web(マイページ)各キャリアの会員ページから手続き可能24時間対応、待ち時間なしログインIDやパスワードが必要
電話専用窓口に電話して手続きオペレーターと直接やり取りできる混雑時は待ち時間が発生
店舗(ショップ)キャリアの店舗で直接申請対面で相談しながら進められる営業時間内に来店が必要、手数料がかかる場合あり

各キャリア別:MNP予約番号の取得方法(2025年3月時点)

キャリアWeb手続き電話番号店舗対応
ドコモMy docomo151(ドコモ携帯)/0120-800-000(一般電話)ドコモショップにて対応可
auMy au0077-75470auショップにて対応可
ソフトバンクMy SoftBank0800-100-5533ソフトバンクショップにて対応可
楽天モバイルmy 楽天モバイル専用窓口なし(Web専用)店舗での対応あり(要確認)

※すべての電話窓口は基本的に無料通話です。スマートフォンから発信する場合は通話アプリなども利用できます。

MNP予約番号の有効期限

MNP予約番号には「15日間」の有効期限があります。取得してから15日以内に、新しい格安SIM業者に申し込み、手続きを完了させる必要があります。

ただし、格安SIMの事業者によっては「有効期限が○日以上残っていること」が申し込み条件となっている場合もあります。例えば、有効期限が10日以上残っている状態での申し込みが必要、というケースもあるため、取得後は速やかに次の申し込みに進むのがベストです。

予約番号を取得したら…

MNP予約番号を取得しても、その時点ではまだ契約は解除されません。乗り換え先の格安SIMが開通したタイミングで、自動的に旧キャリアが解約される仕組みです。

ですので、申し込みから開通までの間に「使えない期間」ができないよう、スムーズに手続きを進めましょう。

格安SIMの選び方

格安SIMの事業者は現在、日本国内だけでも数十社以上が存在し、プランやオプションのバリエーションも非常に豊富です。「どれを選べばいいのかわからない」と迷う方も多いはず。

この章では、格安SIM選びで失敗しないためのポイントを解説していきます。自分のスマホの使い方に合ったデータ容量と料金プランの選び方、通信速度やエリアの確認方法、SIMカードのサイズや種類といった視点から、初心者にもわかりやすく選定のコツをお伝えします。

自分に合った格安SIMを選ぶことで、コストを抑えながらも快適なスマホライフを送ることができますので、ぜひ参考にしてください。

データ容量と料金プランの選定

格安SIM選びでまずチェックすべきなのが「どのくらいのデータ容量が必要か」という点です。料金はこのデータ容量によって大きく変わるため、自分のスマホの使い方を振り返ることが、最適なプランを選ぶ近道になります。

データ使用量の目安

データ使用量主な利用スタイル必要なデータ容量(月間)
ほぼ通話・LINEのみ通話中心、動画やSNSはほとんど使わない1GB以下
SNS・メールが中心LINE、Instagram、X(旧Twitter)などをほどほどに利用3〜5GB
動画視聴やゲームありYouTube、Netflix、ゲームアプリを毎日使う10〜20GB
テレワーク・外出先での作業多めZoom会議やファイルのやり取りが頻繁20GB以上

スマホの「設定」アプリから月間のデータ使用量を確認できるので、直近の1〜3ヶ月をチェックしておくと、より現実的な選択が可能になります。

主要MVNOの料金比較(2025年3月時点)

以下に、人気の格安SIM各社の月額料金を比較表でまとめました。

MVNO3GBプランの料金10GBプランの料金通話オプション特徴
IIJmio850円1,500円5分かけ放題:500円安定の老舗MVNO。家族割もあり。
mineo990円1,925円10分かけ放題:550円ユーザー同士のパケットシェア可能。独自機能豊富。
OCNモバイルONE990円1,760円10分かけ放題:935円通話品質に定評あり。ドコモ回線。
LINEMO990円(3GB)2,728円(20GB)LINE通話無制限無料LINEギガフリー付き。LINEユーザー向け。

※料金はすべて税込。通話オプションは任意で追加可能です。

通話の有無でも選択が変わる

通話をほとんど使わない方であれば、データSIM(データ通信専用SIM)を選べばさらに安く済みます。一方で、電話を頻繁に使う場合は、通話SIM(音声通話付きSIM)か、通話定額オプションを組み合わせるのがおすすめです。

プラン選定のポイント

  • データ通信はWi-Fi中心なら3GB以下でもOK
  • 外出先で動画やSNSをよく見る人は10GB前後がおすすめ
  • 自宅にWi-Fiがなくスマホをメインに使っている人は20GB以上も検討
  • 料金よりも安定した通信を重視するなら「メジャーなMVNO」を優先

通信速度とエリアの確認

格安SIMを選ぶ際、通信速度対応エリアの確認は非常に重要です。これらの要素は、日々のスマホ利用の快適さを大きく左右します。以下に、それぞれの確認ポイントを詳しく解説します。

通信速度の確認

格安SIMの通信速度は、利用する回線や時間帯、地域によって異なります。​特に、通勤・通学時間帯や昼休みなど、多くの人が同時に利用する時間帯は速度が低下しやすい傾向があります。​

確認方法

  1. 公式サイトの情報をチェック:
    多くのMVNO(仮想移動体通信事業者)は、自社の公式サイトで平均的な通信速度や速度制限に関する情報を公開しています。 ​
  2. 第三者の速度測定サイトを参照
    実際のユーザーが測定した通信速度を集計・公開しているサイトを利用することで、よりリアルな速度情報を得ることができます。 ​

対応エリアの確認

格安SIMは、大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しているため、基本的には親回線のエリアと同じ範囲で利用できます。​しかし、契約前に自分の生活圏がしっかりカバーされているか確認することが大切です。​

確認方法

  1. MVNOの公式サイトでエリアマップを確認
    各MVNOは、公式サイトでサービスエリアマップを提供しています。​例えば、UQモバイルやワイモバイルなどが詳細なエリア情報を公開しています。 ​
  2. 利用予定の地域での電波状況を確認
    特に地方や山間部では、電波の入り具合が異なる場合があります。​事前に公式サイトやユーザーのレビューなどで確認しましょう。 ​

スマホ端末の対応周波数帯(バンド)の確認

利用するスマホが、契約予定の格安SIMの回線が使用する周波数帯に対応しているかも重要です。​対応していない場合、通信が不安定になったり、特定のエリアでつながりにくくなる可能性があります。​

確認方法

  1. スマホのスペックを確認
    購入時の仕様書やメーカーの公式サイトで、対応している周波数帯を確認します。​
  2. MVNOの公式サイトで対応端末情報を確認
    多くのMVNOは、動作確認済みの端末リストを公開しています。​例えば、BIGLOBEモバイルでは、対応端末やエリア情報を提供しています。

これらの確認を怠ると、契約後に「思ったより速度が遅い」「自宅や職場で電波が入らない」といったトラブルにつながる可能性があります。
​事前にしっかりと情報収集を行い、自分の利用環境に最適な格安SIMを選ぶことが、快適なスマホライフへの第一歩です。​

SIMカードの種類とサイズの確認

格安SIMに申し込む際、意外と見落としがちなのが「SIMカードの種類」「サイズ」の選定です。申し込み時に間違えてしまうと、SIMが端末に挿さらない、あるいは機能が使えないなどのトラブルが発生する可能性があります。

ここでは、初心者の方でもわかりやすくSIMカードの種類とサイズの違い、そして適切な選び方をご紹介します。

SIMカードの「種類」

SIMカードには、大きく分けて以下の3種類があります。

SIMの種類概要主な用途
音声通話SIM(音声SIM)データ通信+音声通話+SMSが可能通常のスマホ利用(電話・ネット)に最適
データ通信SIM(データSIM)データ通信のみタブレットやサブ端末用。通話不可
SMS付きデータSIMデータ通信+SMS通話は不要だけど、SMS認証を使いたい場合に便利

初心者の方で、電話番号もそのまま使いたい場合は「音声通話SIM」を選んでください。
これを選べば、通話もSMSもネットもフルに使えます。

SIMカードの「サイズ」

SIMカードは端末によって必要なサイズが異なります。現在、主に以下の3種類が存在します。

SIMサイズ特徴対応機種例
標準SIM最も大きなサイズ(現在はほとんど使われない)古いガラケー・一部タブレット
microSIM中間サイズ。以前はAndroidでよく使われていた2014年頃までのスマホ
nanoSIM最も小さいサイズ。現在の主流iPhone 5以降、最新Androidなど

※最近は「マルチSIM(3in1)」として、1枚のSIMで全サイズに対応できるタイプも増えています。申し込み時に端末名を入力すれば、対応サイズが自動選択されるケースも多くなっています。

SIMカード選定での注意点

  • 端末のマニュアルやメーカーサイトで必ず対応サイズを確認しましょう。
  • SIMカッターなどでサイズ変更するのは非推奨です。破損や通信不能になるリスクがあります。
  • MVNOの「動作確認済端末一覧」で、自分の端末が対応しているかチェックするのがおすすめです。

格安SIMの契約と設定

ここまでで格安SIMの基礎知識や選び方をしっかり押さえたら、いよいよ実際の契約と初期設定に進みましょう。

この章では、「格安SIMの申し込み方法」「SIMカードの挿入と初期設定」「スマホのデータ移行やバックアップ」といった、契約から利用開始までに必要なステップを詳しく解説していきます。

初心者の方がつまずきやすいポイントや「よくあるミス」も併せて紹介しますので、スムーズな乗り換えを実現するためにも、ぜひ一つ一つチェックしてみてください。

格安SIMの申し込み手順

格安SIMの申し込みは、基本的にオンラインで完結できます。多くのMVNOは実店舗を持たず、公式サイトからの申し込みに対応しており、最短で即日発送・数日以内にSIMが到着します。

以下に、2025年3月時点における一般的な申し込み手順をまとめました。

申し込みの流れ

ステップ内容補足
① プランの選定データ容量、通話の有無、SIMタイプ(音声SIMなど)を決めます第3章の情報を参考にしましょう
② 端末の対応確認自分のスマホが選んだ格安SIMで使えるかを確認しますMVNOの「動作確認端末一覧」を必ずチェック
③ MNP予約番号の取得今の電話番号を引き継ぐ場合は必須第2章で詳しく解説済み
④ 本人確認書類の準備運転免許証やマイナンバーカードなどが必要スマホで撮影してアップロード可
⑤ オンラインで申し込みMVNOの公式サイトで必要情報を入力通常は10〜15分で完了
⑥ 支払い方法の登録クレジットカードが基本。事業者によっては口座振替も可法人契約の場合は別対応のことも
⑦ SIMカードの到着通常は申込みから1〜3日で届きます不在票に注意!

申し込み時の注意点

  • 有効な本人確認書類を用意しておく
    特に運転免許証は多くのMVNOで対応。写真のブレや切れに注意。
  • メールアドレスの設定を忘れずに
    申込確認や発送通知が届くので、普段使っているアドレスを入力しましょう。
  • MNP予約番号の有効期限に注意
    申し込み時点で10日以上残っているのが望ましい。

申し込み完了後の流れ

申し込み完了後は、SIMカードが自宅に届くのを待つだけです。到着後は「SIMの挿入」「初期設定(APN設定)」が必要になりますが、これについては次のセクションで詳しくご紹介します。

SIMカードの挿入と初期設定

格安SIMの契約が完了し、SIMカードが手元に届いたら、次はスマートフォンへの挿入と初期設定を行います。以下に、その手順をわかりやすくご紹介します。

1. SIMカードの挿入

共通の注意点

  • 電源をオフにする: 作業前に必ずスマホの電源を切りましょう。
  • SIMカードの向き: SIMカードには切り欠きがあります。スロットの形状に合わせて正しい向きで挿入してください。
  • 取り扱い注意: SIMカードの金色のIC部分には触れないようにし、静電気や汚れから守りましょう。

iPhoneの場合

  1. SIMトレイの取り出し
    本体側面の小さな穴に、付属のSIMピン(またはクリップの先端など)をまっすぐ差し込み、トレイを引き出します。​
  2. SIMカードのセット
    トレイにSIMカードを載せ、元の向きで本体に戻します。​
  3. 電源オン
    電源を入れ、画面上部にキャリア名が表示されれば成功です。​

Androidの場合

Android端末は機種によってSIMカードの挿入方法が異なります。​

  • 側面にトレイがあるタイプ
    1. SIMトレイの取り出し: iPhoneと同様に、側面の穴にピンを差し込み、トレイを引き出します。
    2. SIMカードのセット: トレイにSIMカードを載せ、元の向きで本体に戻します。​
  • 背面カバーを外すタイプ:
    1. カバーの取り外し: 背面カバーを慎重に外します。​
    2. バッテリーの取り外し(必要な場合): バッテリーを取り外すと、SIMスロットが現れます。​
    3. SIMカードの挿入: スロットにSIMカードを差し込み、バッテリーとカバーを元に戻します。

2. 初期設定(APN設定)

SIMカードを挿入しただけでは、モバイルデータ通信が利用できない場合があります。​その際は、APN(Access Point Name)設定が必要です。

iPhoneの場合

多くの場合、SIMカードを挿入すると自動的に設定されます。​もし手動設定が必要な場合は、以下の手順を参考にしてください。​

  1. 設定アプリを開く: ホーム画面から「設定」をタップします。
  2. モバイル通信を選択: 「モバイル通信」をタップし、「モバイルデータ通信ネットワーク」を選択します。​
  3. APN情報の入力: 契約した格安SIM提供会社から指定されたAPN情報を入力します。
  4. 設定の保存: 入力後、前の画面に戻り設定を保存します。​

Androidの場合

  1. 設定アプリを開く: ホーム画面から「設定」をタップします。
  2. ネットワーク設定へ進む: 「ネットワークとインターネット」または「無線とネットワーク」を選択します。
  3. モバイルネットワークを選択: 「モバイルネットワーク」をタップします。
  4. アクセスポイント名(APN)を選択: 「アクセスポイント名」をタップし、右上の「+」ボタンで新しいAPNを追加します。
  5. APN情報の入力: 契約した格安SIM提供会社から指定されたAPN情報を入力します。
  6. 設定の保存と選択: 入力後、設定を保存し、作成したAPNを選択します。​

注意点

  • APN情報の正確な入力: 提供された情報を正確に入力しないと、通信が正常に行われません。​
  • Wi-Fiの無効化: 設定中はWi-Fiをオフにし、モバイルデータ通信が有効になっていることを確認してください。​

これらの手順を踏むことで、格安SIMを利用したモバイルデータ通信が可能となります。​設定後、インターネットに接続できるか、通話やSMSが利用できるかを確認しましょう。

スマホのデータ移行とバックアップ

格安SIMへ乗り換える際、忘れてはならないのが「データのバックアップと移行」です。
電話帳、写真、LINE、アプリなどのデータは、SIMカードではなくスマートフォン本体やクラウドに保存されています。機種変更を伴う場合や、念のための対策として、事前にバックアップを取っておくことはとても大切です。

このセクションでは、初心者の方にもわかりやすく、スマホの主要なデータのバックアップ方法と移行手順を紹介します。

バックアップすべき主なデータ

データ項目主な保存先移行・バックアップ方法
連絡先(電話帳)Googleアカウント/iCloudアカウント同期/エクスポート
写真・動画Googleフォト/iCloud/本体クラウド同期 or 手動転送
LINEトーク履歴本体内/LINEサーバーGoogleドライブ/iCloudへバックアップ
アプリと設定Googleアカウント/Apple ID自動復元機能/再インストール
SMS/通話履歴本体(Android)バックアップアプリの使用が必要

Android端末の場合

STEP
Googleアカウントでの自動バックアップ

AndroidスマホはGoogleアカウントにログインしていれば、以下のデータが自動的にバックアップされます。

  • 連絡先
  • カレンダー
  • アプリの履歴
  • 一部の端末設定

設定方法(Android 11以降)

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「システム」 →「バックアップ」→「Google バックアップ」
  3. 「今すぐバックアップ」を選択
STEP
写真・動画はGoogleフォトへ同期

Googleフォトアプリを使えば、写真や動画をクラウドに自動保存できます。

STEP
LINEのバックアップ
  1. LINEアプリを開く
  2. 「設定」→「トーク」→「トーク履歴のバックアップ・復元」
  3. Googleドライブにバックアップを保存

iPhone(iOS)端末の場合

STEP
iCloudでの自動バックアップ

iCloudにサインインしていれば、Wi-Fi接続時に自動的にバックアップが作成されます。

  • 連絡先、写真、アプリデータなどが対象

確認手順

  1. 「設定」→「Apple ID」→「iCloud」
  2. 「iCloudバックアップ」をオンにして、「今すぐバックアップ」
STEP
写真・動画の同期

iCloudフォトをオンにすれば、全写真がクラウドに保存されます。容量を超えた場合は「Googleフォト」との併用もおすすめです。

STEP
LINEのバックアップ
  1. LINEアプリを開く
  2. 「設定」→「トーク」→「トークのバックアップ」
  3. 「iCloudにバックアップ」をタップ

データ移行後の確認ポイント

  • 新端末や新SIMでデータが正しく復元されているか確認
  • アプリは再インストールが必要な場合もある
  • アカウント情報(Google、Apple ID、LINEなど)のログインが必要

バックアップとデータ移行は、スマホを安全・快適に使い続けるための大事な準備です。格安SIMに切り替える際は、トラブル防止のためにも事前のデータ保存をしっかり行いましょう。

格安SIM利用時の注意点と対処法

格安SIMには多くのメリットがありますが、大手キャリアから乗り換える際にはいくつかの注意点も存在します。

特に、「キャリアメールが使えなくなる」「LINEのID検索ができない」「通信速度が遅く感じる」といった点は、初心者が不便さを感じやすい部分です。

この章では、そんな“格安SIMあるある”とも言える課題について、事前に知っておくべき注意点と、それぞれの具体的な対処法をわかりやすく解説していきます。

事前に理解し、正しい対応方法を知っておけば、格安SIMでもストレスなく快適にスマホを使い続けることができます。

キャリアメールが使えなくなる場合の対処

格安SIMに乗り換えると、ドコモ(@docomo.ne.jp)、au(@ezweb.ne.jp)、ソフトバンク(@softbank.ne.jp)といったキャリアメールが使えなくなります。これは大手キャリアのメールサービスが、契約と紐づいているためで、解約と同時にアドレスも無効になるのです。

Q.なぜキャリアメールが使えなくなるのか?

キャリアメールは、各通信会社が自社の回線契約者に限定して提供しているサービスです。格安SIMへ乗り換えるということは、その契約を終了することになるため、メールアドレスも自動的に失効します。

代替手段とおすすめのフリーメール

現在は、以下のようなフリーメール(無料メールサービス)を使うことで、キャリアメールがなくてもほとんどのサービスや連絡は問題なく行えます。

サービス名アドレス例主な特徴
Gmail~@gmail.comGoogleアカウントと連携。セキュリティ強固、スマホと相性◎
Yahoo!メール~@yahoo.co.jp日本語UIで初心者にも扱いやすい。広告はやや多め
Outlook~@outlook.jp / .comMicrosoftとの親和性が高く、ビジネス用途にも対応

フリーメールを使うメリット

  • スマホだけでなくPCやタブレットからも利用可能
  • 契約に関係なく、今後もアドレスを継続して使用できる
  • 迷惑メールフィルターや2段階認証など、セキュリティ機能も充実

移行時の注意点

  1. 各種サービスの登録メールアドレス変更を忘れずに!
    Amazon、楽天、銀行、SNSなどにキャリアメールを登録している場合、新しいメールアドレスに事前変更しておきましょう。
  2. 知人への連絡もお忘れなく
    アドレス帳に登録している友人・家族にも、新しいメールアドレスを伝えるようにしましょう。
  3. 移行前に必要なメールを保存
    キャリアメールに届いている重要なメッセージや写真などは、念のためスクリーンショットや転送で保存しておきましょう。

5-2. LINEアカウントの引き継ぎ方法

スマホを使う上で欠かせないコミュニケーションアプリ「LINE」
格安SIMに乗り換える際に、「トーク履歴が消えるんじゃないか」「引き継ぎ失敗しそう」と不安に思う方も多いですが、事前に正しく準備すれば問題なく移行できます。

この章では、LINEアカウントの引き継ぎ方法を、Android・iPhone共通の手順と、注意点を交えて解説します。

引き継ぎ前に必ず確認すべきこと

LINEの引き継ぎには、次の情報が必要です。

  • 電話番号(格安SIMでも同じ番号を使う場合はそのままでOK)
  • メールアドレス(LINEアカウントに登録されているもの)
  • パスワード(忘れていると引き継ぎ不可)
  • トーク履歴のバックアップ(希望する場合)
STEP
現端末での準備(乗り換え前)
  1. LINEの最新版にアップデート
     古いバージョンだと、うまく引き継げない場合があります。
  2. アカウント情報の確認・設定
     「設定」→「アカウント」から、  - メールアドレス  - パスワード  - 電話番号
     が正しく登録されているか確認します。
  3. トーク履歴のバックアップ(任意)
OS方法
Android設定 → トーク → トーク履歴のバックアップ → Googleドライブに保存
iPhone設定 → トーク → トークのバックアップ → iCloudにバックアップ
STEP
新端末(またはSIM差し替え後)での操作
  1. LINEをインストール
  2. 「ログイン」を選択
  3. 電話番号 or メールアドレス でログイン
  4. パスワードを入力
  5. SMS認証を実施(同一番号ならそのまま可能)
  6. トーク履歴の復元(バックアップ済みの場合)

よくあるトラブルと対処法

トラブル内容対処方法
パスワードを忘れた旧端末で「パスワード再設定」を行っておく
異なる電話番号になる事前にメールアドレスとパスワードを設定しておくことで回避可能
トーク履歴が復元できないバックアップのタイミングが古い or Google/iCloudへの同期失敗の可能性。バックアップ後は確認を。

LINEは一度失敗するとデータ復元ができないケースもあるため、事前準備が何より重要です。
アカウント情報とバックアップをしっかり済ませてから、安心して格安SIMへの切り替えを進めましょう。

通信速度が遅いと感じたときの対処法

格安SIMを使っていると、「なんだかネットが遅い……」と感じる瞬間があるかもしれません。これは決して故障ではなく、格安SIM特有の通信特性によるものが多く、適切な対策を知っていれば、ある程度改善・回避することが可能です。

ここでは、通信速度が遅くなる理由と、それに対する具体的な対処法を解説します。

通信速度が遅くなる主な理由

原因内容
利用者が多い時間帯昼休み(12〜13時)や夕方(18〜20時)は混雑しやすく、回線が重くなる
建物や地下での使用鉄筋コンクリートのビル内や地下鉄などでは電波が届きにくく、速度低下が発生しやすい
エリアによる違い地方・山間部などでは電波の質が不安定な場合がある
SIM自体の不調や設定ミス長期間再起動していない、APN設定ミス、SIMの接触不良など

対処法①:時間帯をずらして使う

お昼や夕方など、通信が集中する時間帯を避けて使うことで、速度低下の影響を抑えることができます。特に動画視聴や大きなファイルのダウンロードなど、通信量が多い作業は朝や深夜など人が少ない時間帯に行うのがおすすめです。

対処法②:Wi-Fi環境を活用する

自宅や職場などにWi-Fi環境がある場合は、なるべくWi-Fiを使う習慣をつけることで通信の安定性と速度を確保できます。

また、外出先ではフリーWi-Fiも活用できますが、セキュリティ面には注意しましょう。VPNアプリなどを併用すると安心です。

対処法③:端末の再起動・SIMの再挿入

意外と効果的なのが、スマホを再起動すること。長時間起動したままだと内部の通信モジュールが不安定になることがあります。
また、SIMカードを一度抜き差しすることで接触が改善され、速度が戻るケースもあります。

対処法④:APN設定の見直し

通信に必要なAPN(アクセスポイント名)の設定が間違っている、または古くなっていると、速度が著しく低下する場合があります。

  • 各MVNOが公式に提供しているAPN情報を再確認
  • 一度プロファイルを削除してから再インストール(iPhoneの場合)

対処法⑤:通信容量の上限超過を確認

契約しているプランの月間通信容量を超過すると、低速制限がかかる場合があります。マイページや専用アプリで通信残量をチェックし、必要であればデータ追加を検討しましょう。

対処法⑥:別のMVNOへの乗り換え検討も

「毎日ストレスを感じるレベル」「回線の質がどうしても合わない」といった場合は、他の格安SIMへの乗り換えも選択肢です。
MVNOによっては同じ回線(例:ドコモ回線)を使っていても、速度に違いが出ることがあります。

通信速度の不満は、対策次第で大きく改善できることが多いです。まずは原因をしっかり特定し、できることから実践してみましょう。

まとめ

格安SIMは、「スマホ代をもっと安くしたい」「無駄な通信費を見直したい」と感じている人にとって、非常に魅力的な選択肢です。特に2025年現在では、各社が低価格で高品質なサービスを提供しており、初めての人でも安心して乗り換えられる環境が整っています。

この記事では、格安SIMの基本的な仕組みから、乗り換え前にやるべき準備、SIMロック解除やMNPの手順、さらには初期設定、データ移行、よくあるトラブルへの対処法まで、初心者が知っておくべきポイントを網羅的にご紹介しました。

一見難しそうに見える格安SIMへの乗り換えも、正しい手順と知識を持って臨めば、想像以上にスムーズに進みます。毎月数千円の節約ができれば、1年で数万円の差になることも。まさに「やらなきゃ損!」な通信費見直し術と言えるでしょう。

これを機に、あなたも格安SIMで賢くスマホ代を節約して、もっと自由なモバイルライフを楽しんでみてくださいね!

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この記事を書いた人

スマホ代を月6,000円→900円に節約したことをきっかけに、「かしこモバイル」を運営中。
現在はライター歴10年目。医療・ガジェット・通信分野を中心に執筆しています。

「スマホ代は無駄にするな!」をモットーに、初心者にもわかりやすくSIM・WiFi選びを解説しています。

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