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データ繰り越しOK!格安SIMおすすめプラン7選

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近年、スマートフォンの利用料金を抑える手段として、格安SIMが注目を集めています。

特に、データ繰り越し機能を備えたプランは、使い切れなかったデータ容量を翌月に持ち越せるため、無駄なくデータを活用できる点で人気です。

本記事では、2025年3月時点の最新情報をもとに、データ繰り越しが可能なおすすめの格安SIMプランをご紹介します。

各プランの特徴や料金、データ繰り越しの条件などを詳しく解説しますので、ご自身の利用スタイルに合ったプラン選びの参考にしてください。

目次

データ繰り越しができる格安SIMとは?

格安SIMは料金が安いだけでなく、使い切れなかったデータ容量を翌月に持ち越せる「データ繰り越し機能」を備えたプランも増えています。

この機能を活用すれば、毎月の通信費をさらに抑えつつ、無駄なくデータを使い切ることが可能です。

ここでは、データ繰り越しの仕組みと、そのメリットについて詳しく解説します。

データ繰り越しの基本仕組み

データ繰り越しとは、契約しているデータ容量をその月に使い切れなかった場合、余った分を翌月に持ち越して使える仕組みのことです。

たとえば、月間3GBの契約で2GBしか使わなかった場合、残りの1GBは翌月に繰り越され、翌月は合計で4GB(契約分3GB+繰り越し分1GB)を使えます。

この機能は、使う月と使わない月の差が激しい人にとってはとても助かる仕組み。特に外出が多い月は多く使い、自宅にいる月は少なく済むといったユーザーには、通信費の無駄を防ぐことができます。

ただし、すべての格安SIMが無制限に繰り越せるとは限りません。

ほとんどの事業者では「翌月末まで」という有効期限を設けており、翌々月まで繰り越せません。また、繰り越し分から消費するか、当月分から消費するかという優先順位も、事業者によって異なる点に注意が必要です。

さらに、データ繰り越しが有効なのは「高速データ通信容量」に限られており、「低速モード」や「使い放題プラン」の対象外となるケースもあります。

自分の契約しているプランが、どのようなルールで繰り越しが適用されるのか、事前に確認しておくことが大切です。

また、データ繰り越しの対象となるのは、基本容量分がほとんどです。キャンペーンなどで付与されるボーナスデータや、他のユーザーとのシェア分は繰り越し対象外となることもあるため、細かい条件を見逃さないようにしましょう。

このように、繰り越し機能は便利ではあるものの、ルールや制限もあるため、正しく理解したうえで活用することで、より賢くスマホ代を節約できます。

繰り越し機能がある格安SIMのメリット

データ繰り越し機能を備えた格安SIMを利用することで、以下のようなメリットがあります。

  • データの無駄を削減
    使い切れなかったデータを翌月に持ち越せるため、データ容量を無駄なく活用できます。
  • コストパフォーマンスの向上
    繰り越したデータを翌月に利用できるため、追加のデータ購入を減らし、通信費の節約につながります。
  • 安心感の向上
    予期せぬデータ使用量の増加時にも、繰り越したデータがあることで安心して利用できます。

データ繰り越し可能なおすすめ格安SIMプラン7選

数ある格安SIMの中でも、データ繰り越しが可能なプランは特に注目を集めています。

ここでは、2025年3月時点で繰り越しに対応している代表的な格安SIMプランを厳選して紹介します。

それぞれのプランの内容や料金、繰り越し条件の違いを理解することで、より自分に合った通信環境を見つけやすくなります。

ここでは、データ繰り越しが可能な格安SIMプランを7つご紹介します。各プランの特徴や料金、データ繰り越しの条件などをまとめましたので、参考にしてください。

UQモバイル「くりこしプランS/M/L」

UQモバイルは、KDDIのサブブランドとして高い通信品質を維持しつつ、手頃な料金で使える人気の格安SIMです。

中でも現在終了している「くりこしプランS/M/L」は、その名の通り「データ繰り越し機能」が標準搭載されており、ユーザーからの評価も非常に高いものでした。

特徴

  • KDDI回線で安定した通信速度と品質を提供
  • データ繰り越し機能を標準搭載
  • 繰り越し分は翌月末まで有効
  • 通信量に応じて3つのプランから選択可能
  • 2021年9月に新規受付を終了し、現在は後継プランへ移行中

注意点

  • 現在は「くりこしプランS/M/L」の新規申し込みは不可
  • 既存ユーザーは継続利用可能(2025年3月時点)
  • 2024年以降、順次プランの切り替えが推奨されている

プラン詳細(旧プラン)

プラン名月額料金(税込)データ容量データ繰り越し節約モード通信速度
くりこしプランS1,628円3GB可能最大300kbps
くりこしプランM2,728円15GB可能最大1Mbps
くりこしプランL3,828円25GB可能最大1Mbps

このプランは、「使わなかったデータは翌月に回す」というシンプルで合理的な仕組みを重視するユーザーにとって、非常に使いやすい内容でした。

ただし、現在は「コミコミプラン」「ミニミニプラン」などへの切り替えが進んでいるため、これから新規でUQモバイルを検討する場合は、最新プランで繰り越し機能の有無を確認することが重要です。

IIJmio「ギガプラン」

IIJmio(アイアイジェイミオ)は、老舗のMVNOとして安定した通信環境と柔軟なプラン設計が魅力の格安SIMサービスです。

「ギガプラン」はその代表的なプランで、データ繰り越し機能を標準搭載しており、コストを抑えつつも自由度の高い通信環境を実現できます。

特徴

  • 高速通信が安定したドコモ/au回線対応
  • データ繰り越しは翌月末まで有効(自動繰り越し)
  • シェア機能で家族とのデータ共有が可能(最大10回線)
  • 2025年3月から一部プランでデータ増量&料金改定
  • 音声SIM・データSIMのどちらでも利用可能

繰り越し時のポイント

  • 繰り越し対象は基本データ容量のみ
  • 当月分→繰り越し分の順に消費(繰り越し分が後)
  • シェアグループ内で繰り越し分も共有可能

プラン詳細(2025年3月時点)

プラン名月額料金(税込)データ容量データ繰り越し備考
2GBプラン850円2GB可能ライトユーザー向け
5GBプラン990円(値下げ)5GB可能標準プランとして人気
10GBプラン1,500円(値下げ)10GB可能動画視聴・SNS利用に最適
20GBプラン2,000円25GB(+5GB)可能2025年3月より5GB増量
30GBプラン2,700円35GB(+5GB)可能重めのデータユーザーに対応
40GBプラン3,300円45GB(+5GB)可能在宅勤務や動画配信にも適応
50GBプラン3,900円55GB(+5GB)可能大容量でもコスパ良し

IIJmioのギガプランは、柔軟なプラン変更シェア機能の充実度が特に高く、個人・家族ともに使いやすい設計が魅力です。通信品質と節約のバランスを重視する人には最適な選択肢といえます。

mineo「マイピタ」

mineo(マイネオ)は、ユーザー同士の“助け合い”や柔軟なサービス設計で知られる人気の格安SIMブランドです。

「マイピタ」プランは、選べるデータ容量と繰り越し機能を標準装備しており、節約志向のユーザーからヘビーユーザーまで対応可能な万能型プランを提供しています。

特徴

  • 月1GB〜最大50GBまで幅広く選べる柔軟なプラン
  • 繰り越しは翌月末まで有効で、自動適用
  • パケット放題 Plus(最大1.5Mbps使い放題)が一部プランで無料
  • フリータンクやパケットギフトなどmineo独自機能が豊富
  • 契約途中で容量変更が可能、ユーザーコミュニティも活発

繰り越し時のポイント

  • 基本データ容量が対象(キャンペーン分などは対象外)
  • 当月分が優先消費され、繰り越し分はその後に使用
  • 翌月末までが有効期限、連続繰り越しは不可

プラン詳細(2025年3月改定後)

データ容量月額料金(税込)データ繰り越しパケット放題 Plus特徴
1GB1,298円可能有料(385円)スマホ維持コストを最小限に抑えたい人に
5GB1,518円可能有料(385円)サブ回線・通話中心におすすめ
10GB1,958円可能有料(385円)標準的な使い方にぴったり
20GB2,178円可能有料(385円)外出先での動画・リモートワーク対応
50GB5,258円可能無料付帯ヘビーユーザー向け・動画配信にも最適

mineoの魅力は、単なる繰り越し機能にとどまらず、「パケットギフト」「フリータンク」「ユーザー同士のQ&Aフォーラム」など、独自のコミュニティ支援と節約機能が充実している点にあります。

スマホを“合理的かつ楽しく”使いたいユーザーにとって、mineoのマイピタプランは非常に相性が良い選択肢です。

OCN モバイル ONE

OCN モバイル ONEは、NTTコミュニケーションズが提供する格安SIMサービスで、ドコモ回線の安定した通信品質と、業界でも屈指のコストパフォーマンスが特長です。

特に500MBから選べる細かいプラン設計と、繰り越し機能の使いやすさが支持を集めています。

特徴

  • ドコモ回線の高品質な通信環境を安価で利用可能
  • データ繰り越しは自動適用、翌月末まで有効
  • 小容量プラン(500MB〜)から選べる細かな設定
  • 音楽ストリーミングがカウントフリーになる「MUSICカウントフリー」あり
  • 通話・端末セットも充実で初心者にも安心

繰り越し時のポイント

  • 対象は「基本通信容量」のみ(追加購入分・ボーナスは対象外)
  • 当月分から先に消費、繰り越し分は後に消費される
  • 繰り越し分の有効期限は翌月末まで

プラン詳細(音声対応SIM)

プラン名月額料金(税込)データ容量データ繰り越し備考
音声対応SIM 500MB550円0.5GB可能超低容量・サブ回線や子ども向け
音声対応SIM 1GB770円1GB可能ライトユーザーにおすすめ
音声対応SIM 3GB990円3GB可能標準的なデータ利用に最適
音声対応SIM 6GB1,320円6GB可能SNSや動画視聴もストレスなし
音声対応SIM 10GB1,760円10GB可能外出先での動画・リモートワークも◎

OCN モバイル ONEは、低容量プランでも繰り越しに対応しており、「使わなかった分は翌月に取っておける」という安心感が魅力です。

加えて、MUSICカウントフリーや、端末とのセット割引なども用意されており、コストと快適性のバランスを求めるユーザーにはぴったりの格安SIMです。

BIGLOBEモバイル

BIGLOBEモバイルは、KDDIグループが運営する格安SIMブランドで、動画・音楽をよく使うユーザー向けのサービス設計が特徴です。

「エンタメフリー・オプション」と合わせて、繰り越し機能を活かした節約術がしやすいのが魅力です。

特徴

  • 繰り越し機能は1GBプランを除くすべてのプランで対応
  • 余ったデータは翌月末まで繰り越し、自動で反映
  • エンタメ系サービスの通信量をカウントしない「エンタメフリー」が人気
  • 通信容量は1GB〜30GBまで幅広く選択可能
  • 家族割引や光回線とのセット割引もあり

繰り越し時のポイント

  • 基本データ容量が対象(ボーナスデータなどは対象外)
  • 当月分の通信から先に消費、繰り越し分はその後に消費
  • エンタメフリー利用中の通信は容量カウント外(実質的な節約)

プラン詳細(音声通話SIM)

データ容量月額料金(税込)データ繰り越しエンタメフリー利用備考
1GB1,078円不可最安だが繰り越し不可
3GB1,320円可能ライトユーザー向け
6GB1,870円可能SNS・音楽・動画利用に対応
12GB3,740円可能ストリーミング中心の人に最適
20GB5,720円可能高画質動画も安心して使える
30GB8,195円可能ヘビーユーザー向け大容量プラン

BIGLOBEモバイルは、「繰り越し×エンタメフリー」の組み合わせで、データ使用量が多めの人でも節約しながら快適に使える設計となっています。

特に、YouTube・Spotify・Amazon Musicなどを日常的に使う人にとっては、非常にコストパフォーマンスの高い選択肢です。

イオンモバイル

イオンモバイルは、全国のイオン店舗で契約・相談ができる、店舗サポートに強い格安SIMとして人気です。

料金体系も非常に細かく設定されており、自分の使用量にぴったり合ったプランを選びやすいのが魅力。また、全プランでデータ繰り越しが可能という使い勝手の良さも大きな特長です。

特徴

  • 全国のイオン店舗で対面サポートが受けられる
  • データ繰り越しは翌月末まで有効、すべてのプランで対応
  • 音声通話付き、データ専用、シェアプランなど60種以上の多彩なプラン
  • 家族利用やスマホ初心者、シニア層にも人気
  • 毎月1GB単位でプラン変更が可能で柔軟性が高い

繰り越し時のポイント

  • 余ったデータ容量は翌月まで繰り越し可能(翌々月には持ち越せない)
  • 繰り越し分から優先して消費されるため、無駄になりにくい
  • シェアプランでも繰り越し対応可能で家族利用に適する

プラン詳細(音声SIMの一例)

データ容量月額料金(税込)データ繰り越し備考
0.5GB803円可能スマホを最低限使いたい人向け
1GB858円可能通話中心・Wi-Fi併用ユーザーに最適
3GB1,078円可能ライトユーザーに人気
6GB1,408円可能SNS中心の利用におすすめ
10GB1,738円可能外出先でのネット利用が多い人向け
20GB2,398円可能動画・リモートワークにも対応
30GB3,058円可能大容量でもコスパ重視の方におすすめ

イオンモバイルは、サポート・料金・使い勝手のバランスが非常に良い格安SIMです。

特に、「スマホデビューをサポートしてほしい」「家族全体で契約したい」といったユーザーには、安心して選べる選択肢となります。

NUROモバイル

NUROモバイルは、ソニーグループが提供する格安SIMサービスで、シンプルかつ低価格なプラン設計が特徴です。

全プランでデータ繰り越しに対応しており、コストを抑えながら柔軟なデータ利用ができます。また、SNSユーザー向けの通信量カウントフリー機能なども備えています。

特徴

  • ソニー系MVNO、ドコモ・au・ソフトバンク回線に対応
  • 繰り越し機能はすべてのプランに標準対応(翌月末まで有効)
  • NEOプランではSNSの通信がカウントフリー(NEOデータフリー)
  • 月額792円からと非常にリーズナブル
  • 通信速度も安定しており、コスパ重視派に人気

繰り越し時のポイント

  • 翌月末まで利用可能、それ以降は失効
  • 当月分から優先消費(繰り越し分は後に使われる)
  • シンプルなルールで初心者にも扱いやすい

プラン詳細(2025年3月時点)

プラン名月額料金(税込)データ容量データ繰り越し特徴
バリュープラス3GB792円3GB可能最安プラン、サブ回線や子ども用にも最適
バリュープラス5GB990円5GB可能標準的な使い方におすすめ
バリュープラス10GB1,485円10GB可能外出先での動画・音楽にも対応
NEOプラン2,699円20GB可能SNSがカウントフリー、速度も高速
NEOプランW3,980円40GB可能大容量+SNS使い放題でヘビーユーザー向け

NEOプランには「NEOデータフリー」が標準搭載されており、LINE・Instagram・TikTok・X(旧Twitter)などのSNS通信がデータ容量の消費ゼロで使えるのが大きな魅力です。

NUROモバイルは、「安く、賢く、気軽に使いたい」ユーザーにぴったりの格安SIM

プラン選びのコツと注意点

「データ繰り越しができるから」といってプランを選んでも、実際の使い方と合っていなければ意味がありません。

無駄なく、かつストレスなくスマートフォンを使うためには、自分に合ったプランの選び方や、繰り越し機能の落とし穴について理解しておくことが大切です。

ここでは、プラン選びで失敗しないためのポイントを解説します。

自分の使用量を把握しよう

格安SIMを選ぶ際に最も重要なのは、自分が1ヶ月にどれくらいのデータ通信をしているかを正確に把握することです。

これを把握していないと、データが足りずに追加購入を余儀なくされたり、逆に毎月容量を余らせてしまって費用が無駄になることもあります。

データ使用量は、スマートフォン本体の「設定」メニューや、現在契約している通信会社のアプリなどから確認可能。1ヶ月間の使用量の平均を出し、ピーク時と最低時の差を見ておくことで、自分に合った容量が見えてきます。

たとえば、普段は月3GB程度でも、出張や旅行で月に10GB以上使うことがあるなら、繰り越し機能のあるプランを選ぶことで、月によるバラつきを吸収できます。

以下は、おおよその利用用途別のデータ消費量の目安です。

利用内容1時間あたりのデータ消費量備考
ウェブ閲覧約20〜30MBニュースサイト、ブログなど
SNS(画像あり)約50〜100MBInstagramやXなどを含む
音楽ストリーミング約100MB高音質設定で1時間あたり
動画視聴(標準画質)約500〜700MBYouTubeの480p〜720p画質
動画視聴(高画質)約1〜2GB1080p以上の画質で1時間あたり
オンライン会議(Zoom)約600MB〜1GB映像・音声ともにONの場合

自分のライフスタイルに合わせて、どの程度のデータが必要かを見極めることで、無駄のないプラン選びができます。

とくにスマホの使用状況が毎月一定でない人こそ、繰り越し機能がある格安SIMを選ぶと安心です。

繰り越し上限や有効期限に注意

データ繰り越しができる格安SIMを選ぶときには、単に「繰り越し可能かどうか」だけでなく、その条件やルールも必ず確認しておく必要があります。

繰り越しには基本的に「上限」「有効期限」が存在し、それを超えると自動的に失効してしまうためです。

多くの格安SIMでは、繰り越しできるのは前月に余った「基本容量」分までで、ボーナスデータやキャンペーンなどで付与された特典分は対象外となることが一般的です。

また、有効期限は「翌月末まで」が基本です。つまり、9月に繰り越したデータは10月末までしか使えず、11月には持ち越せません。

さらに、繰り越したデータを消費する優先順位にも違いがあります。

たとえば、「当月分から先に消費される」タイプと「繰り越し分から先に消費される」タイプがあり、これによってデータの使い勝手に大きな差が出ます。繰り越し分が後回しになる場合、気づかないうちに繰り越し分が期限切れで失効することもあります。

以下は、繰り越しルールに関する主な確認ポイントです。

確認項目内容例
繰り越しの対象基本データ容量のみか、追加データも含まれるか
有効期限翌月末までか、その他の制限があるか
消費の優先順位繰り越し分が先か、当月分が先か
繰り越し可能な最大容量プランの容量までか、制限なしなのか
対象外のデータ(例:ボーナス)繰り越し不可な特典データがあるかどうか

このように、繰り越しはとても便利な機能ですが、そのルールを正しく理解していないと、「繰り越しできると思っていたのに消えてしまった」というトラブルにもなりかねません。

契約前には、必ず公式サイトやサポートで確認し、自分の使い方に合っているかをチェックしましょう。

家族利用や複数回線のシェアも検討

格安SIMを選ぶ際には、自分1人だけでなく、家族での利用や複数回線の管理を前提にプランを選ぶことも大切です。

特に「データ容量のシェア」機能がある格安SIMでは、繰り越し機能と組み合わせることで、より無駄のない通信環境を構築できます。

たとえば、家族3人で別々に3GBずつ契約するよりも、1つの契約で10GB〜15GBの大容量プランを契約し、それを家族で分け合うほうがコストパフォーマンスが良くなることがあります。

このようなシェア型プランでは、個々の使用量に応じて柔軟にデータを分配できるため、「余った容量を誰かが使う」といった効率的な運用が可能です。

また、シェアプランの多くでは「繰り越し分」も共有対象になるため、ある月に1人の使用が少なくて余ったデータを、翌月に別の家族が使うといった柔軟な使い方もできます。

無駄なく使い切るという点で、繰り越しとの相性は非常に良いと言えます。

以下に、代表的なシェア対応格安SIMとその特徴をまとめました。

格安SIMサービスシェア機能繰り越し対応特徴
IIJmio最大10回線可能ギガプランで複数回線を1つの容量で共有可能
mineo最大5回線可能家族間でパケットギフトやフリータンクも活用可
イオンモバイル最大5回線可能シェアプラン専用設計で料金も割安
BIGLOBEモバイル最大4回線可能家族割引あり、エンタメフリーとの併用可

さらに、家族で同一名義の回線を複数契約すると、割引が適用される場合もあります。

たとえば、IIJmioでは「ファミリーシェア割」があり、家族でまとめて契約すると基本料金が割引になります。

家族での通信環境をまとめることで、料金を抑えるだけでなく、管理の手間も軽減できます。特に子どものスマホデビューやシニアの利用にも適しており、安全・安心な利用環境を整えるうえでも有効な選択肢です。

こんな人におすすめ!格安SIM×繰り越しプランの活用例

格安SIMの中でも「データ繰り越し」が可能なプランは、特定のライフスタイルや使い方をしている人にとって特に大きなメリットをもたらします。

ただ安いだけでなく、使用状況に応じて無駄なく、賢く通信量を使えるのが繰り越し機能の魅力です。

ここでは、データ繰り越し機能が真価を発揮する活用シーンを具体的に紹介します。自分の使い方に当てはまるかどうかをチェックしながら、最適な格安SIM選びの参考にしてみてください。

使う月と使わない月の差が大きい人

月によってスマホのデータ使用量が大きく変動する人にとって、「データ繰り越し」機能は非常に便利です。

使わなかったデータ容量を翌月に持ち越せることで、無駄を抑えながら柔軟にデータを活用できます。

こんな人におすすめ

  • 外出が多い月と少ない月でデータ使用量に差がある
  • 学校や仕事のスケジュールで通信量が大きく変動する
  • 月によって動画視聴やSNS利用の時間が違う
  • 自分で毎月データ容量を調整するのが面倒

繰り越し機能が役立つ理由

  • 使わなかった月のデータを「ストック」しておける
  • 予想外に通信量が増えた月にも対応できる
  • 追加データ購入の頻度を減らして節約につながる
  • 精密なプラン設計をしなくても余裕を持った運用ができる

おすすめの格安SIMプラン

サービス名プラン名月額料金(税込)データ繰り越し特徴
IIJmioギガプラン 10GB1,500円可能繰り越し+シェアも可能で柔軟性が高い
mineoマイピタ 10GB1,958円可能パケット放題 Plus併用で実質無制限も可能
NUROモバイルバリュープラス10GB1,485円可能低価格でシンプル、SNS中心の人にも最適

月によって使い方が大きく変わる人ほど、繰り越し機能のあるプランを活用すれば、毎月一定の通信費で柔軟な使い方が可能になります。無駄な出費を防ぎつつ、必要なときにしっかり使える安心感は大きなメリットです。

サブ回線として持っておきたい人

メイン回線とは別に、バックアップ用や予備としてスマホ回線をもう1つ持つ「サブ回線」運用が近年注目されています。

データ繰り越し機能があれば、使わなかった月の通信量を翌月に活かせるため、使用頻度が少ないサブ回線との相性は抜群です。

こんな人におすすめ

  • 外出・出張など必要な月だけ通信が増える
  • メイン回線の通信障害に備えた保険として持ちたい
  • サブ端末(タブレット・モバイルルーター)用のSIMが欲しい
  • 格安で最低限の通信を維持したい

繰り越し機能が役立つ理由

  • 使用頻度が少なくても容量が無駄にならない
  • 必要な月に繰り越し分でしっかり対応できる
  • 追加チャージの手間・コストが抑えられる
  • 月額数百円の低コストで維持できる

おすすめの格安SIMプラン

サービス名プラン名月額料金(税込)データ繰り越し特徴
OCN モバイル ONE音声対応SIM 500MB550円可能最安レベルの音声SIM、予備回線に最適
IIJmioギガプラン 2GB850円可能通話対応+シェア可、複数回線割引もあり
イオンモバイル音声SIM 0.5GB/1GB803円〜可能店舗サポートあり、スマホ初心者にも安心

サブ回線は、「いざというときに役立つ保険」のような存在です。繰り越し機能がある格安SIMを選べば、低コストでも賢く容量を活用できるので、ムダなく安全に運用することができます。

子どもやシニアのスマホデビューに

スマホを初めて使う子どもやシニア層にとって、低コストで管理しやすく、無駄のないプラン選びが重要です。

そこでおすすめなのが、繰り越し機能付きの格安SIMです。使用量が少ない月でも翌月に持ち越せるため、安心してスマホデビューができます。

こんな人におすすめ

  • 子どもの見守りや通話用にスマホを持たせたい
  • シニア世代のスマホデビューに不安がある
  • 毎月の通信量が少なく、ムラがある
  • 月額コストを極力抑えたい

繰り越し機能が役立つ理由

  • 「使わなかった月」があっても無駄にならない
  • 翌月に多く使うときにも安心して使える
  • 余ったデータで追加購入の必要が減る
  • 初心者でも安心して使える余裕のある通信設計ができる

おすすめの格安SIMプラン

サービス名プラン名月額料金(税込)データ繰り越し特徴
イオンモバイル音声SIM 0.5GB/1GB803円〜可能店頭サポートあり、操作に不安があっても安心
mineoマイピタ 1GB1,298円可能サポート+コミュニティが充実、ギフト機能も便利
BIGLOBEモバイル音声3GBプラン1,320円可能家族割引あり、音楽・動画もある程度楽しめる

初めてのスマホ利用では、「いかに安心して使えるか」が何より重要です。

繰り越し機能付きの格安SIMなら、少ない通信量でも無駄なく使え、必要なときにはしっかり通信できるため、初心者にも非常に適しています。

ポートが充実しているイオンモバイルやmineoのようなサービスを選ぶと、安心して始めることができるでしょう。

まとめ

今回は、格安SIMの中でも「データ繰り越し」が可能なプランに焦点を当て、その仕組みやメリット、具体的なおすすめプラン、そして活用例までを詳しく解説してきました。

データ繰り越し機能は、月々の通信量にムラがある人や、できる限り無駄をなくして通信費を抑えたい人にとって非常に有効な仕組みです。

使わなかったデータを翌月に持ち越せることで、毎月の使用量を柔軟に調整できるだけでなく、万が一の通信量増加時にも安心して対応できます。

UQモバイルIIJmiomineoOCN モバイル ONEBIGLOBEモバイルイオンモバイルNUROモバイルといった主要サービスは、それぞれ特徴的な繰り越しルールや料金体系を持っているため、自分のライフスタイルに合ったプランを見つけられるはずです。

プランを選ぶ際には「自分のデータ使用量の把握」「繰り越し条件の確認」「家族やサブ端末とのシェア」なども重要なポイントです。

用途に応じて繰り越し機能を活かすことで、無駄なく、効率的に通信サービスを使いこなすことができます。

今やスマートフォンは生活に欠かせないインフラのひとつ。だからこそ、通信費を節約しながらも、必要なときにしっかり使える「繰り越し対応の格安SIM」を上手に選んで、快適なモバイルライフを送りましょう。

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この記事を書いた人

スマホ代を月6,000円→900円に節約したことをきっかけに、「かしこモバイル」を運営中。
現在はライター歴10年目。医療・ガジェット・通信分野を中心に執筆しています。

「スマホ代は無駄にするな!」をモットーに、初心者にもわかりやすくSIM・WiFi選びを解説しています。

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