「最近はシニアでもスマホを使っている人が増えてきた」と感じている方も多いのではないでしょうか。家族や友人との連絡、写真や動画のやりとり、さらには健康管理アプリや地図アプリなど、スマートフォンは日々の暮らしを便利にしてくれます。
しかし、いざスマホを選ぼうと思っても「種類が多くてよく分からない」「操作が難しそう」「料金が高くなりそうで不安」など、悩みや不安を抱えている方も少なくありません。
そこでこの記事では、2025年3月時点でおすすめできるシニア向けスマホ機種と料金プランを厳選してご紹介します。使いやすさ、料金のわかりやすさ、サポート体制など、初めてのスマホでも安心して使えるポイントをしっかり押さえました。
スマホ選びで後悔しないために、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。
シニアがスマホ選びで重視すべき3つのポイント
スマホ初心者のシニア世代にとっては、「使いやすいか」「料金は適正か」「安心して使えるか」が非常に大切なポイントです。ただ安ければよいというわけではなく、生活の質を上げてくれる1台を選ぶことが、失敗しないスマホ選びのコツです。
操作のしやすさと視認性
シニアにとって一番大きな課題は「見づらい」「操作がわかりにくい」といった問題です。そのため、操作がシンプルで、文字やボタンが大きく、視認性が高い機種が理想です。
特に以下の機能があると、ストレスなく使えます。
- ホーム画面がシンプルで分かりやすい(大きなアイコン、文字)
- 音声アシストや読み上げ機能がある
- タッチ感度が高く、指の力が弱くても操作可能
- 日本語でナビゲートしてくれる「かんたんモード」付き
料金の安さとプランの柔軟性
スマホを長く使い続けるためには、毎月の料金が無理なく払える範囲にあることが大前提です。
また、スマホの使い方は人によって異なるため、通話メインの人と、LINEや検索をメインに使いたい人では最適なプランも変わってきます。
料金を抑えつつ、必要なサービスをしっかりカバーするプランを選びましょう。
主なチェックポイントは以下のとおりです。
- 毎月の基本料金(1,000円〜3,000円が理想)
- 通話が多い人向けの「かけ放題オプション」
- データ通信量に合わせた柔軟なプラン選択
サポート体制と安心機能
「操作がわからなくなったらどうしよう…」という不安を抱えている方には、サポート体制の充実がとても重要です。店舗での直接サポートだけでなく、電話や遠隔操作での対応があると安心です。
また、シニアを狙った詐欺や迷惑電話への対策機能も、現代では欠かせない機能のひとつです。
たとえば以下のような機能があると、より安心してスマホを使えます。
- 操作が分からないときの「遠隔サポートサービス」
- 詐欺電話対策機能(警告表示や自動録音)
- 緊急時の通知・GPSでの見守り機能
- 健康チェックや歩数計などの生活支援機能
シニアに人気のスマホ機種5選【2025年版】
スマートフォンの選択肢が多様化する中、シニアの皆さまが使いやすさや機能性を重視して選べる機種を厳選しました。
以下の5機種は、操作のしやすさ、視認性、サポート体制など、シニアの方々にとって魅力的な特徴を備えています。
らくらくスマートフォン F-53E(ドコモ)
2025年1月30日にドコモから発売された最新のシニア向けスマートフォンです。大きな文字とアイコンで視認性が高く、迷惑電話対策機能も搭載されています。
主な特徴
- 画面サイズ: 5.4インチ 有機ELディスプレイ
- カメラ: 広角5,030万画素+マクロ800万画素
- バッテリー容量: 4,000mAh
- 特筆機能: 自律神経状態の測定機能搭載
価格: 51,480円(税込)
BASIO active 2(au)
auから発売されているシニア向けスマートフォンで、3つの物理ボタン(電話、ホーム、メール)を搭載し、直感的な操作が可能です。
主な特徴
- 画面サイズ: 5.7インチ
- カメラ: メイン5,030万画素
- バッテリー容量: 4,000mAh
- 特筆機能: 「元気だよメール」機能搭載で、家族に健康状態を自動通知
価格: 41,800円(税込)
AQUOS sense9 SH-53E(ドコモ)
2024年11月に発売されたシャープのスマートフォンで、高性能と使いやすさを兼ね備えています。
主な特徴
- 画面サイズ: 6.1インチ Pro IGZO OLED 有機ELディスプレイ
- カメラ: メイン5,030万画素+広角5,030万画素
- バッテリー容量: 5,000mAh
- 特筆機能: 「かんたんモード」搭載で、初心者でも安心
価格: 67,100円(税込)
Galaxy A23 5G(ドコモ・au)
サムスンのエントリーモデルで、シンプルな操作性と高いデザイン性が特徴です。
主な特徴
- 画面サイズ: 約5.8インチ
- カメラ: 約5,000万画素
- バッテリー容量: 4,000mAh
- 特筆機能: 「かんたんモード」設定で、アイコンや文字を大きく表示
価格: 公式サイトでご確認ください。
arrows We2 F-52E(ドコモ)
2024年8月16日に発売されたコストパフォーマンスに優れたスマートフォンです。
主な特徴
- 画面サイズ: 6.1インチ
- カメラ: 約5,010万画素+約190万画素
- バッテリー容量: 4,500mAh
- 特筆機能: 「シンプルモード」搭載で、初心者でも使いやすい
価格: 22,000円(税込)
これらのスマートフォンは、シニアの皆さまが安心してお使いいただけるよう、操作性やサポート体制が充実しています。
60歳以上におすすめのスマホ料金プランはこれ!
シニアの皆さまがスマートフォンを利用する際、料金プランの選択は非常に重要です。以下に、60歳以上の方に特におすすめの料金プランをまとめました。
ドコモ「はじめてスマホプラン」
ドコモの「はじめてスマホプラン」は、3G回線を利用していた方がスマホに乗り換える際に適用されるプランで、月額1,078円(税込)から利用可能です。
主な特徴
- 月額料金: 1,078円(税込)~
- データ容量: 1GB
- 通話: 5分以内の国内通話が無料
- 適用条件: FOMA(3G)からの契約変更、または他社3G回線からの乗り換え
このプランは、スマホデビューを考えているシニアの方に最適です。
ワイモバイル「60歳以上 通話ずーっと割引キャンペーン」
ワイモバイルでは、60歳以上の方を対象に、国内通話がずっと無料になる特典を提供しています。
主な特徴
- 基本プラン: シンプルS/M/L
- 通話オプション: 「スーパーだれとでも定額(S)」が1,100円割引で利用可能
- 適用条件: 申し込み時点で60歳以上であること
au「スマホスタートプランライト 5G/4G」
auの「スマホスタートプランライト 5G/4G」は、スマホデビューの方に向けたプランで、60歳以上の方には通話オプションの割引もあります。
主な特徴
- 月額料金: 1,078円(税込)~(各種割引適用時)
- データ容量: 3GB
- 通話オプション: 「通話定額ライト2」が550円(税込)で追加可能
- 適用条件: 22歳以下の新規契約、またはガラケーからの乗り換えなど
60歳以上の方は、通話オプションがお得に利用できるため、通話を頻繁にされる方におすすめです。
IIJmio「ギガプラン」
IIJmioは、低容量から大容量まで柔軟なプランを提供しており、シニアの方にも適した選択肢となります。
主な特徴
- 月額料金: 2GBで850円(税込)~
- データ容量: 2GBから選択可能
- 通話オプション: 3種類の通話定額オプションを用意
自身のデータ使用量に合わせてプランを選べるため、無駄なく利用できます。
これらのプランは、シニアの皆さまがスマートフォンを安心して利用できるよう、料金やサービス内容が工夫されています。ご自身の利用スタイルやニーズに合わせて、最適なプランを選択してください。

シニアに多いスマホの悩みと解決策
初めてスマートフォンを手にしたとき、「よくわからない」「使いこなせるか不安」と感じるのはごく自然なことです。
特にシニア世代では、操作性やトラブル対応に関する悩みが多く寄せられています。ここでは、よくあるお悩みとその解決方法をわかりやすくご紹介します。
文字が小さくて読みにくい → 簡単に拡大する方法
スマホの文字が小さくて見づらいという声はとても多いです。しかし、設定を変えるだけで画面上の文字やアイコンを大きく表示することができます。
解決方法
- 「設定」→「表示」→「文字サイズ」で文字を拡大
- 「かんたんモード」や「シンプルモード」をオンにすることで、ホーム画面全体が見やすいレイアウトに変わる
- 一部スマホには「拡大鏡」や「ピンチ操作(2本指で拡大)」が使える機能も搭載
スマホの種類によって設定方法は異なりますが、多くの機種でシニア向けの視認性向上機能が搭載されています。
アプリが多すぎて困る → シンプルモードの活用
アプリがずらっと並んでいて「どれが必要なのか分からない」と感じる方も少なくありません。そんなときは、使わないアプリを非表示にしたり、最初から必要最低限のアプリだけ表示させる「シンプルモード」がおすすめです。
解決方法
- 「かんたんモード」や「シンプルホーム」に切り替える(メーカーやキャリアによって名称は異なる)
- よく使うアプリだけをホーム画面に配置
- 不要なアプリは「非表示」またはアンインストールして整理
「よく使うアプリだけ見える」だけで、スマホ操作のハードルがぐっと下がります。
迷惑電話や詐欺が心配 → 安全機能の活用法
シニア層を狙った詐欺や迷惑電話の被害は年々増加しています。しかし、多くのスマートフォンには、それを防ぐためのセキュリティ機能が搭載されています。
解決方法
- 「迷惑電話対策アプリ」のインストール(多くはプリインストール済み)
- 「発信元の番号を表示」「不明な番号に注意喚起」の機能を活用
- ドコモやワイモバイルなどでは、迷惑電話検知機能や自動録音機能付きのスマホを提供
- 不安な番号からの電話は「出ずに家族に確認」もひとつの対策
スマホを“安全に”使うためには、こうした防御機能の設定確認も大切です。
まとめ|自分に合ったスマホとプランで快適なスマホライフを
スマートフォンは、今や「持っていると便利」ではなく、「あると生活がもっと豊かになる」ツールになっています。特にシニアの方にとっては、家族や友人とのコミュニケーション手段として、また健康管理や災害時の情報収集など、さまざまなシーンで頼れる存在です。
今回ご紹介したように、2025年4月時点ではシニア向けに設計されたスマホが各キャリアから多数登場しており、料金プランも使い方に合わせて選べる時代になっています。
ポイントは、「自分に合った1台」を選ぶこと。
- 文字が見やすく、操作が簡単なスマホ
- 月々の料金を無理なく支払えるプラン
- 万が一の時も安心できるサポート体制
最初は不安でも、使い慣れればスマホはとても便利な味方になります。ぜひこの記事を参考に、自分にぴったりのスマホライフを始めてみてくださいね。

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