「海外に行くとスマホの通信料が高くつく…」そんな経験はありませんか?
旅行や出張、留学などで海外に出かけるとき、スマートフォンを現地でも使いたい人は多いはず。でも、大手キャリアのままローミングすると、思いがけない高額請求にびっくりすることも…。
そこで注目されているのが、「格安SIMの海外ローミング」です。最近では楽天モバイルやahamoなど、多くの格安SIMが海外利用に対応し始めていて、しかも料金はかなりリーズナブル!
「でも、どれが自分に合っているかわからない」「そもそもローミングってどうやって使うの?」という方のために、本記事では主要6社の格安SIMを徹底比較しつつ、あなたにぴったりの選び方や活用方法をわかりやすく解説していきます。
そもそも「海外ローミング」とは?仕組みと注意点を解説
海外でスマホを使いたいとき、真っ先に気になるのが「ローミング」って何?という疑問ではないでしょうか。
実はこのローミング、正しく理解して使わないと思わぬ高額請求の原因になってしまうことも。
でも逆に、仕組みや注意点を押さえておけば、日本にいるときと同じようにスマホを使うことも可能なんです!
この章では、ローミングの基本的な仕組みから、海外SIMとの違い、注意すべきポイントまで、
初心者でもわかりやすく解説していきます。
海外ローミングとは?国内と海外の違い
国内で普段使っているスマホが、そのまま海外でも使えるのはこの仕組みのおかげ。でも、注意したいのは「料金体系がまったく別」という点です。
たとえば、同じ1GBでも日本では数百円の通信料が、ローミングだと数千円〜になるケースも。だからこそ、「事前にどれくらいの料金がかかるか」をしっかり調べることが大切です。
海外SIMとの違い
「現地のSIMカードを買って差し替えれば安く使える」と聞いたことがあるかもしれませんね。これは「海外SIM」と呼ばれるもので、現地キャリアのサービスを直接利用する方法です。
海外SIMのメリットは、通信料が現地価格になるため非常に安く済むこと。
ただし、
- 現地でSIMを購入・開通する手間がかかる
- スマホのSIMロック解除が必要な場合がある
- 日本の電話番号が使えなくなる(着信できない)
といったデメリットもあるんです。
それに対して海外ローミングは、日本のSIMのまま使えるため、設定も簡単で電話番号もそのまま使えるのが強み。手軽さや安心感を重視するなら、ローミングの方が便利と感じる人も多いですよ。
ローミングを使う前に確認すべきこと
「海外ローミングを使えるようにしたつもりが、いざという時に繋がらなかった…」なんてトラブルも少なくありません。そこで、出発前に以下のポイントは必ずチェックしておきましょう。
① ローミング対象国に入っているか
格安SIMによって対応国が異なります。
例えば楽天モバイルは66カ国、ahamoは91カ国と幅広く対応していますが、povoは一部エリアに限られていたりも。渡航先がカバーされているかを必ず確認しましょう。
② 申し込みや事前設定が必要かどうか
- 楽天モバイルやahamoは申し込み不要でそのまま使えます
- UQモバイルやLINEMOは事前予約・申込みが必要な場合あり
- povoは「海外トッピング」の事前購入が必要
SIMごとに違うので、公式サイトで手順をチェックしておくと安心です。
③ データローミングの設定
スマホ側で「データローミング」がOFFのままだと通信できません。
設定アプリから「モバイル通信」→「通信オプション」→「データローミングON」にしておくのを忘れずに!
④ アプリ通話やSMSの可否
楽天モバイルでは「Rakuten Link」アプリを使えば、日本への通話が無料になるなど、通信方法によってお得になるケースも。
逆にSMSが使えないSIMもあるため、本人認証系のサービスを使う人は要注意です。
ローミングは「手軽に海外でスマホを使いたい人向け」
海外ローミングは、設定さえ整えておけば日本で使っていたスマホがそのまま使える便利なサービスです。
「現地でSIMを買うのが不安」「LINEやSMSをそのまま使いたい」「出張で時間がない」など、手間を減らして快適に通信したい人におすすめ。
とはいえ、料金や対応国はSIMごとに大きく異なるため、このあと紹介する各社の比較をしっかりチェックして、自分に合った選択をしていきましょう!
格安SIMでも海外ローミングは使える?主要6社を比較!
「格安SIMだと海外では使えないんじゃないの?」と思っている方、安心してください!
最近は多くの格安SIMが海外ローミングに対応しており、短期旅行から長期出張まで、幅広いニーズに応えるサービスを提供しています。
ここでは代表的な6社のサービス内容を、料金・データ容量・手続きの手軽さなどの観点でわかりやすく比較していきます。
楽天モバイル:2GBまで海外も無料!圧倒的コスパ
楽天モバイルは、月額プラン(Rakuten最強プラン)に海外ローミング2GB分が含まれているという驚きの内容。
対象は66の国と地域で、旅行先として人気のアメリカ、韓国、タイなども対応済みです。
- データ通信:月2GBまで無料、超過後は1GBあたり500円
- 通話:Rakuten Linkアプリ利用で日本への通話が無料
- 申し込み:不要(自動で適用)
- 設定:データローミングONにするだけ

ahamo:30GBのプラン内で海外も利用OK!
ahamoは、月20GBまたはahamo大盛り(+80GB)プランに加入していれば、そのデータ容量内で海外利用も可能。
対象国も91か国と広く、ビジネスパーソンや長期旅行にも安心です。
- データ通信:日本国内と合わせて月30GBまで
- 通話:海外での発信は有料(国ごとに異なる)
- 申し込み:不要
- 設定:データローミングONで自動切り替え

UQモバイル:1日単位で使える「世界データ定額」
UQモバイルは、事前予約制の「世界データ定額」を利用してローミング可能。
短期間の旅行なら、1日あたり800円〜と予算をコントロールしやすいのが特徴です。
- データ通信:1日800〜1000円で500MB〜1GB(国によって異なる)
- 通話:通常の国際通話料金
- 申し込み:要事前予約
- 設定:専用アプリ or 会員サイトで操作
LINEMO:3GB980円の定額制で使いやすい
LINEMOは、「海外あんしん定額」というオプションサービスで、
3GBまで980円(1日有効)という分かりやすい料金体系を提供しています。
- データ通信:3GBまで980円/日
- 通話:通常の国際通話料金
- 申し込み:必要(事前手続き)
- 設定:会員サイトやアプリからローミングON

ワイモバイル:LINEMOと同様のあんしん定額対応
ワイモバイルも「海外あんしん定額」に対応しており、LINEMOと同様の条件で利用可能です。
ソフトバンク系列のネットワーク品質がそのまま使えるのも強み。
- データ通信:3GBまで980円/日
- 通話:通常料金
- 申し込み:必要
- 設定:My Y!mobileなどから事前登録
povo 2.0:トッピング式で柔軟に使える海外ローミング
povoは、必要なサービスだけを「トッピング(追加購入)」するスタイル。
海外ローミングも例外ではなく、短期滞在向けのプランが充実しています。
- データ通信:3日680円、7日1,980円など
- 通話:通常料金(国際発信)
- 申し込み:トッピング購入が必要
- 設定:povoアプリから操作

比較まとめ(かんたん早見表)
サービス | 料金 | 無料枠 | 対応国 | 手続き | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
楽天モバイル | 2GBまで無料、超過500円/GB | ◎ | 66ヶ国 | 不要 | コスパ最強 |
ahamo | 月30GB内で利用可 | ◯ | 91ヶ国 | 不要 | シンプルで使いやすい |
UQモバイル | 800〜1000円/日 | △ | 多数 | 必要 | 予約制で安心設計 |
LINEMO | 980円/日で3GB | △ | 多数 | 必要 | わかりやすい料金体系 |
ワイモバイル | LINEMOと同じ | △ | 多数 | 必要 | ソフトバンク系で安定 |
povo 2.0 | 3日680円〜 | △ | 一部 | 必要 | 柔軟なトッピング式 |
格安SIMで海外ローミングを使う際の選び方
格安SIMの海外ローミングサービスは種類が多く、それぞれ特徴も異なります。
自分に合ったSIMを選ぶには、いくつかのチェックポイントを押さえておくことが大切です。
ここでは「どんな人にどのSIMが向いているか」をわかりやすく紹介していきます!
ポイント①:訪問国が対応しているかどうか
まず最優先でチェックしたいのが、自分が行く国がサービス対象に含まれているかです。
たとえば、
- ahamo:91の国と地域に対応
- 楽天モバイル:66の国と地域に対応
- povoやUQモバイルは一部の国のみ
というように、対応エリアはSIMごとに差があります。
特に、アジアやヨーロッパは比較的カバー率が高いですが、アフリカ・中東・中南米などは未対応の可能性もあるので、事前の確認は必須です。
ポイント②:1日あたりの料金・容量で比較
どれだけ使うか、1日どのくらいネットに繋ぐのかを想定しておくと、料金の目安が立てやすくなります。
利用スタイル | おすすめSIM | 1日あたりの料金目安 |
---|---|---|
ちょっとだけ調べものしたい | povo 2.0(3日680円〜) | 約227円〜 |
毎日LINE・SNS使いたい | 楽天モバイル(2GB無料) | 実質0円〜 |
ビジネスでメール・通話も必要 | ahamo(30GB内) | プラン内で安心 |
地図や動画も見る | LINEMO(3GB980円) | 約980円 |
→データ消費量が多い人は「1GBあたりの単価」に注目すると◎です!
ポイント③:データ通信だけでいい?通話も必要?
渡航中に電話をかけたり、日本からの着信を受けたい場合は、通話機能のあるSIMが必要になります。
- 楽天モバイル:Rakuten Linkで無料通話が可能(条件あり)
- ahamo:発信は有料、受信は無料
- povo:トッピング購入後に通話も可能(国際料金)
- 海外SIMは日本の電話番号での受信ができない
LINE通話やZoomだけで十分という人はデータ通信専用プランでもOKですが、
「現地でホテルに電話をかけたい」「日本の家族と通話したい」という人は、通話対応のSIMを選ぶべきです。
ポイント④:申し込みの有無・設定の手間
格安SIMによっては、海外利用の前に「事前申し込み」や「設定変更」が必要です。
SIM | 申し込み | 設定の手間 |
---|---|---|
楽天モバイル | 不要 | 簡単(データローミングON) |
ahamo | 不要 | 簡単 |
povo 2.0 | 必要(トッピング) | アプリで設定 |
UQモバイル | 必要(世界データ定額の予約) | 専用アプリ |
LINEMO | 必要 | My Menuで設定 |
選ぶポイントは「場所」「使い方」「期間」
海外ローミング付きの格安SIMを選ぶときは、以下の3ステップで考えるとスムーズです。
- どこへ行くのか? → 対応国を確認
- どのくらい使うか? → データ量と料金を比較
- どう使いたいか? → 通話・SMS・アプリ利用の有無
そして、設定や申し込みの有無も忘れずにチェックしましょう。
海外旅行・出張別!おすすめ格安SIMの使い方シーン
どの格安SIMがベストなのかは、渡航目的や滞在期間によって大きく変わります。
ここでは、典型的なシーン別に「どのSIMが向いているか」を具体的に紹介します!
短期旅行(例:3泊5日)の場合
ポイント:1日あたりの料金と手軽さを重視!
ちょっとした観光や休暇での海外旅行では、ネットが使えるだけで十分という方が多いでしょう。
そんなときは「1日単位」で使えるSIMが便利です。
おすすめはこの2つ
- LINEMO:「海外あんしん定額」で3GBまで980円/日。シンプルで安心。
- povo 2.0:「海外トッピング」で3日680円〜。安さ重視ならこちら!
Wi-Fiスポットも併用すれば、通信費をグッと抑えられます。
旅先でのマップ検索や翻訳アプリ、SNS更新も問題なし!
長期出張や滞在(例:1ヶ月〜)
ポイント:月額型や容量多めのプランを選ぶ!
仕事での長期滞在や、ワーホリ・留学などでは、通信量も安定性も重要です。
毎日スマホをガッツリ使うなら、定額&容量大のSIMが断然有利です。
おすすめはこの2つ
- ahamo:月30GBまで国内・海外共通で使える。追加料金なし!
- 楽天モバイル:海外2GBまで無料+500円/GBの追加チャージで柔軟に使える。
特にahamoは「渡航中も日本と同じ感覚で使える」点が安心材料に。
メールやチャット、ビデオ会議にも十分対応できます。
乗り継ぎや空港だけで使いたい場合
ポイント:とにかく短時間だけ使いたい人向け!
「トランジットで数時間だけネットが使いたい」「現地の空港で連絡が取りたい」など、
数時間〜1日だけの使用なら、最低限のコストで使えるSIMを選びましょう。
おすすめはこの2つ
- povo 2.0:3日間で680円〜、実質1日あたり227円〜の格安プラン。
- UQモバイル:世界データ定額800円〜、申し込みさえ済ませておけば即使える。
ちょっと使いたいだけなのに、数千円も払いたくない…という方にぴったりです。
現地SIMとの併用はアリ?
実は、「現地のプリペイドSIM」と「格安SIMのローミング」を使い分けるのも賢い方法です。
- 現地SIM:データ通信を安く抑えたいときに最適(空港やコンビニで購入可)
- 日本のSIM(ローミング):電話番号の維持や本人確認に必要
たとえば、楽天モバイルのローミングをONにして通話やSMSを確保しつつ、
現地のSIMでデータ通信をまかなう…なんて使い方もOK!
※ただし、デュアルSIM対応スマホが必要なので、機種を確認しておきましょう。
シーンごとに最適解は異なる!
シーン | おすすめSIM | 理由 |
---|---|---|
短期旅行 | LINEMO / povo | 1日ごとの料金制で無駄なし |
長期出張 | ahamo / 楽天モバイル | 容量大&手続き不要で快適 |
空港・トランジット | povo / UQモバイル | 短時間でも使える柔軟さ |
通信コスト重視 | 現地SIM+楽天併用 | 通話は楽天、通信は現地で節約 |
自分の渡航スタイルに合ったSIMを選ぶことで、快適&安心な海外スマホ生活が実現します!
格安SIMで海外ローミングを賢く使うコツと注意点
「海外ローミングは便利そうだけど、使いすぎて高額請求されたらどうしよう…」
そんな不安、ありますよね?
でも大丈夫。ちょっとしたコツと注意点を押さえておけば、格安SIMでも賢く・安心して海外ローミングを活用できます!
ローミング設定の切り替え方法
出発前にやるべきこと、それはズバリスマホの設定確認です。
使いたい国に着いても「繋がらない!」というトラブルを避けるために、以下の点をチェックしておきましょう。
iPhoneの場合(iOS)
- 「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」を開く
- 「データローミング」をONにする
- 必要に応じて「モバイルデータ通信」をONに
Androidの場合
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」
- 「ローミング」をONにする
予期せぬ課金を防ぐためのチェックリスト
ローミング中のトラブルの多くは「意図しない通信による高額請求」。
それを防ぐために、以下のポイントを出発前&到着後にチェックしましょう。
渡航前の準備
- SIMが海外ローミングに対応しているか確認
- 対象国リストに目的地が含まれているかチェック
- 専用アプリ・設定方法をインストール or メモしておく
- 必要なトッピングやプランを事前購入(povoなど)
- サブの通話アプリ(LINE通話、Skype等)も用意
現地到着後の行動
- Wi-Fiがある場所で初回設定を行う(空港など)
- スマホの「データローミング」をONにする
- 不要なバックグラウンド通信をOFFにする(アプリの自動更新など)
- 通信量をこまめに確認(Myページ or 専用アプリ)
- 使わないときはモバイルデータをOFF
「通信制限」に注意!使いすぎを防ぐ方法
楽天モバイルやahamoのように「プラン内で海外利用OK」とされていても、一定量を超えると通信速度が制限されることがあります。
たとえば、
- 楽天モバイル:月2GB超過後は128kbpsに制限(激遅)
- ahamo:15日以上連続で海外利用すると速度制限の可能性あり
- povo:指定容量を超えると利用停止 or トッピング必要
節約テクニック
- 地図アプリはオフラインマップを事前にDL(Google Maps)
- 写真・動画のバックアップはWi-Fi環境下のみONに
- SNS・YouTubeの自動再生はOFFに設定
- ブラウザの「軽量モード」を活用(Chromeなど)
これだけで、通信量を半分以下に抑えられるケースも!
その他よくある落とし穴
- SMSの受信不可問題:海外でSMS認証が必要なサービスを使う場合、SIMによっては受信できないことも。
- SIMロック問題:中古スマホや一部端末はSIMロック解除が必要。事前に解除しておくと安心です。
- 📶電波の弱さ:現地キャリアの回線を使うため、場所によっては電波が不安定になることも。
安心して使うには「事前準備+ちょっとした知識」
格安SIMで海外ローミングを使うなら、
- 設定ミスを防ぐための事前確認
- 使いすぎを避けるための節約術
- トラブルを避けるための通信管理
この3つを意識するだけで、高額請求や接続トラブルのリスクを大きく減らせます!
スマホがつながれば、現地でも安心感がグッと増しますよね。
ぜひ、今回のコツを活かして、快適な海外スマホライフをお楽しみください!
まとめ
海外でスマホを使うとき、「格安SIMって対応してるの?」という疑問を持つ方も多いですが、
実は最近の格安SIMは、海外ローミングにも柔軟に対応していて、旅行者にもビジネスパーソンにも強い味方になってくれます。
楽天モバイルやahamoのようにプラン内で海外利用OKのものから、LINEMOやpovoのように必要な日だけ課金できるタイプまで選択肢も豊富。
目的地や滞在日数、自分の使い方に合わせて選ぶことで、ムダなく・快適に海外でもスマホが使えるようになります。
「賢く選べば、格安SIMでも海外は余裕でいける!」
そんな安心感を持って、あなたの次の海外ライフを思いっきり楽しんでくださいね!
