MENU

2025年版|格安SIMデータシェア対応プラン徹底比較

  • URLをコピーしました!

スマートフォンの普及とともに、通信費を見直す人が増えています。特に家族全員でスマホを使う家庭や、複数端末を所有しているユーザーにとって「格安SIMでのデータシェア」は、通信コストを抑えつつ利便性を高める手段として注目されています。

格安SIM各社では、1つの契約で複数のSIMカードを運用し、通信容量を分け合える「データシェア可能プラン」を提供しています。大手キャリアに比べて料金が安い上に、柔軟な運用ができるのが魅力です。

本記事では、データシェア可能な格安SIMプランの比較と選び方、注意点や活用術までをわかりやすく解説します。自分に合ったプランを見つけ、通信費の節約を目指しましょう。

目次

格安SIMでデータシェアをするメリットとは?

格安SIMでのデータシェアには、通信費の削減や複数端末の一元管理など、さまざまな利点があります。以下で具体的なメリットを詳しく見ていきましょう。

通信費を大幅に節約できる

複数人で1つのデータ容量を共有する「データシェア」は、契約者ごとに個別プランを持つよりも圧倒的に安くなるケースが多いです。

たとえば家族3人がそれぞれ3GBのプラン(1人月額1,000円)を契約するよりも、10GBをシェアできるプラン(合計月額2,000円程度)を利用する方が、月々1,000円以上の節約につながる可能性があります。

加えて、データ専用SIMをサブ端末や子ども用スマホに利用すれば、音声通話が不要な分、さらにコストを抑えることができます。格安SIM各社では、データSIMの追加料金が安く設定されており、コストパフォーマンスに優れた使い方が可能です。

契約や管理が一元化できる

シェアプランでは、契約者(親回線)を中心に、すべての追加SIM(子回線)を1つの契約アカウントで管理できます。

請求書も一括で確認でき、支払いが分散する心配がありません。
さらに、契約変更やプランの調整も一括で対応できるため、手続きの手間が大きく減ります。

この仕組みは特に、家族内で通信を共有する際に便利で、例えば未成年の子ども用スマホを親の管理下に置くといった使い方にも適しています。
使用量の確認や制限を設ける設定も行いやすく、家族にとって安心な環境を構築できます。

家族や複数デバイスでの運用に最適

データシェアは家族利用だけでなく、1人で複数端末を活用しているユーザーにも有効です。
たとえばスマートフォン、タブレット、モバイルルーターなどを1人で使っている場合、端末ごとに別の回線を契約するのは非効率です。

このような場合、メイン回線を契約し、他の端末にデータ専用のサブSIMを設定することで、1つの通信容量を効率的に運用できます。
使い方の自由度が高まるだけでなく、通信費も最小限に抑えられる点が大きなメリットといえるでしょう。

このように、格安SIMでのデータシェアは、コスト削減と運用効率の両面で大きな効果を発揮します。

データシェア可能な格安SIM主要5社を比較【2025年最新版】

格安SIMの中でも、データを複数回線で共有できる「シェアプラン」を提供している事業者は限られています。ここでは、2025年3月時点でデータシェアに対応している代表的な5社を取り上げ、それぞれのシェア人数上限、料金体系、追加SIM費用、独自の特徴を比較します。

価格だけでなく、サポート体制やプランの柔軟性などにも注目して、自分に合った格安SIMを見つける参考にしてください。

データシェア対応プラン一覧

以下の表は、各社のシェアプランの基本的な情報を一覧にまとめたものです。

スクロールできます
事業者最大シェア人数データ容量と月額料金追加SIM料金特徴
IIJmio最大10人2GB:850円~20GB:2,000円音声:440円、データ:220円ギガプラン全プランでシェア可能。柔軟性が高い。
イオンモバイル最大8人1GB:1,188円~100GB:6,688円2~3枚目:220円、4枚目以降:440円店舗サポートが充実。契約や相談が店頭で完結できる。
BIGLOBE最大5人3GB:1,320円~30GB:8,195円音声:990円、データ:220円エンタメフリー・オプションで動画サービスが使い放題。
mineo最大10人1GB:1,298円~20GB:2,178円無料(パケットシェア)家族以外ともシェア可能。フレキシブルな使い方ができる。
ワイモバイル最大3人通常プランで親回線と共有539円/枚ソフトバンク回線の安定性と大手並みの通信速度。

この表からわかるように、最もシェア人数に余裕があるのはIIJmiomineoで、それぞれ最大10回線まで対応しています。
一方、ワイモバイルは3人までと制限はありますが、通信品質やサポート体制を重視するユーザーに人気があります。

H3:価格帯別のおすすめプラン

利用する人数や目的に応じて、どの格安SIMが適しているかは異なります。ここでは、「安さ重視」「家族利用」「大容量対応」の3タイプに分けておすすめの事業者を紹介します。

スクロールできます
利用タイプおすすめ格安SIM理由
安さ重視IIJmio月額850円から利用でき、追加SIMも220円と安価。
家族利用イオンモバイル店頭サポートがあり、高齢の家族でも導入しやすい。
大容量で使いたいイオンモバイル100GBまで対応。複数人で動画視聴やゲーム利用にも最適。
友人とシェアしたいmineo契約者以外でもシェア可能で、使い方の自由度が高い。
通信品質重視ワイモバイル大手キャリアと同等の通信速度と安定性が魅力。

選び方のポイントは、単に「月額が安いかどうか」ではなく、利用人数、通信量、サポート体制といった複数の観点を加味することです。

データシェアプランを選ぶ際のチェックポイント

格安SIMのシェアプランは魅力的ですが、内容を十分に理解せずに契約してしまうと「思ったより高くついた」「使い勝手が悪い」といった失敗に繋がることもあります。

ここでは、データシェアプランを選ぶ前に必ず確認しておきたいポイントを3つ紹介します。

シェア人数の上限を確認

まず最も重要なのが、1つのプランでデータを共有できる人数(または回線数)の上限です。家族全員でシェアする場合や、複数のデバイスを1人で使い分けたい場合には、余裕のあるシェア上限が必要です。

たとえば、IIJmioやmineoは最大10回線まで対応しており、大人数でも柔軟に使えます。
一方、ワイモバイルのように最大3回線までという制限がある場合は、人数が多いとシェアできず追加契約が必要になる可能性があります。

シェア上限は事業者ごとに異なるため、自分の利用シーンに応じて必要な回線数を事前に明確にしておきましょう。

追加SIMの月額コストを見落とさない

シェアプランの月額料金だけでなく、追加するSIMカードごとにかかるコストも必ずチェックしてください。特に音声通話付きSIMは追加料金が高くなる傾向があり、想定よりも総額が膨らむことがあります。

以下は主な追加SIM料金の例です(2025年3月時点)

スクロールできます
事業者音声通話SIM追加料金データ専用SIM追加料金
IIJmio440円220円
イオンモバイル220〜440円同左
BIGLOBE990円220円
mineo無料(パケットシェア)無料
ワイモバイル539円539円

たとえば、データ専用SIMなら追加220円程度で済むのに対し、音声付きだと990円かかる場合もあるため、必要なSIMのタイプによって選ぶべきプランは変わります。

サポート体制と契約のしやすさ

料金や容量だけでなく、サポートの有無も選ぶ上での重要な判断材料です。
特に格安SIMを初めて使う人や、高齢の家族と一緒に利用する場合は、対面サポートのある事業者を選ぶと安心です。

たとえば、イオンモバイルは全国のイオン店舗で契約やサポートが受けられるため、スマホの操作や初期設定に不安がある人でも利用しやすい環境が整っています。

一方で、IIJmioやmineoなどはオンライン完結型で、料金の安さを優先するユーザーに向いています。自分や家族のITリテラシーを踏まえ、サポート体制が自分に合っているかどうかも考慮する必要があります。

以上のように、シェア人数、追加料金、サポート体制の3つを軸にして比較することで、自分にとって最適なシェアプランが見えてきます。

データシェアで損をしないための活用術

データシェア可能な格安SIMプランは、ただ契約するだけでは最大限の効果を発揮できません。無駄なく、そして賢く活用するためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。

ここでは、損をしないための具体的な運用術を紹介します。

データ繰り越しとシェアの併用

多くの格安SIMには「データ繰り越し」機能があり、使いきれなかった容量を翌月に繰り越せる仕組みがあります。この機能を活かして、シェアプランと併用することで、より無駄のない使い方が可能になります。

例えば、家族で月10GBのシェアプランを契約していて、1ヶ月の使用量が8GBだった場合、余った2GBは翌月に繰り越されます。
これにより、急な使用量増加があっても慌てず対応できるうえ、容量追加購入の必要も減ります。

ただし、繰り越し容量には「翌月まで」などの有効期限があるため、毎月の使用状況を定期的に確認し、最適な容量に調整することが重要です。

子ども用スマホに追加SIMを活用

子どもにスマートフォンを持たせる家庭が増えていますが、料金や使用制限をどう管理するかが課題になることもあります。こうしたケースで有効なのが、データシェアプランの追加SIMです。

追加SIMを子ども用スマホに挿すことで、使用可能なデータ容量を親と共有しつつ、料金も一括管理できます。
さらに、通話なしのデータSIMにすればコストを抑えられますし、使用状況のモニタリングやフィルタリング機能を備えたサービスも多く、安心して子どもにスマホを持たせることができます。

mineoIIJmioなどでは、シェアしたい相手が家族でなくてもパケット共有が可能な点も便利です。

タブレットやサブ端末での効率運用

スマートフォン以外にも、タブレットやモバイルWi-Fiルーターを活用しているユーザーにとって、シェアプランは非常に効果的な手段です。

これらの端末に追加SIMを挿すことで、1つの契約で複数のデバイスを運用でき、コストと利便性の両立が実現します。

たとえば、通勤中にスマホで音楽をストリーミングし、家ではタブレットで動画を楽しむといった使い方でも、全て同じデータ容量内で完結するため、料金の二重払いを避けることができます。

さらに、データ専用SIMは音声通話が不要な分、月額料金も低く設定されているため、コストパフォーマンスに優れた運用が可能です。

このように、データシェアプランは使い方次第で通信費を大きく節約でき、家族や複数端末との併用にも柔軟に対応できます。

まとめ|自分に最適なデータシェアSIMを選ぼう

格安SIMのデータシェアプランは、家族や複数端末でスマートに通信容量を共有できる、非常に実用的な選択肢です。特に、2025年3月時点では、IIJmio、イオンモバイル、BIGLOBE、mineo、ワイモバイルなどが豊富なプランを提供しており、それぞれに異なる特徴があります。

選ぶ際には、以下の点をチェックすることが大切です。

  • シェアできる回線数に余裕があるか
  • 追加SIMの料金が用途に合っているか(音声通話付きかデータ専用か)
  • 契約・管理が自分にとって扱いやすいか(オンライン完結 or 店舗対応
  • 繰り越し機能やフィルタリングなどのオプションが必要か

また、使い方の工夫次第で、さらにコストを削減できる余地があります。
家族内でのシェアはもちろん、子ども用スマホやタブレット、サブ端末への利用など、多様なライフスタイルに対応できるのがデータシェアプランの大きな魅力です。

通信費を無理なく見直したい人、複数人や複数端末でのスマホ利用を検討している人は、今回紹介したポイントを参考に、自分にぴったりの格安SIMプランを選んでみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

スマホ代を月6,000円→900円に節約したことをきっかけに、「かしこモバイル」を運営中。
現在はライター歴10年目。医療・ガジェット・通信分野を中心に執筆しています。

「スマホ代は無駄にするな!」をモットーに、初心者にもわかりやすくSIM・WiFi選びを解説しています。

目次