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データ無制限の格安SIM徹底比較!おすすめプランと選び方ガイド

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近年、動画視聴やSNS、リモートワークの普及によって、スマートフォンやタブレットで大量のデータ通信を使う機会が増えてきました。

そんな中、「データ無制限で使える格安SIM」は、多くの人にとって魅力的な選択肢となっています。

しかし「無制限」といっても、実際には速度制限がかかるケースや、特定の時間帯に通信が制限されるプランも存在します。

また、料金設定や使い勝手も各社で異なり、「結局どれが一番自分に合っているの?」と迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、2025年3月の最新情報をもとに主要な格安SIMのデータ無制限プランを徹底比較します。

通信速度や料金、テザリングの可否など、重要なポイントをわかりやすく整理し、あなたにぴったりのプラン選びをサポートするので参考にしてください。

目次

データ無制限プランを提供する主要な格安SIMの比較

「データ無制限」と聞くと、動画見放題、ゲームやテレワークもストレスなしで楽しめる印象を持つかもしれません。

ですが、格安SIMにおける“無制限”は各社で定義が異なり、実際の使い勝手には大きな差があります。

ここでは2025年3月時点で、無制限プランを提供している代表的な格安SIMを比較表にまとめ、それぞれの特徴や注意点を詳しく解説していきます。

プロバイダープラン名月額料金(税込)通信速度テザリング特徴
楽天モバイルRakuten 最強プラン3,278円基本無制限(容量による段階制)データ量無制限/使った分だけ課金/楽天回線圏外はau回線へ切替
mineo(マイネオ)マイそく スタンダード990円最大1.5Mbps(※平日昼は制限)コスパ良好/動画視聴やSNS向け/平日12~13時は32kbpsに制限
mineo(マイネオ)マイそく プレミアム2,200円最大5Mbps(※平日昼は制限)より快適な通信/2025年3月に速度アップ/ストリーミングにも対応
povo2.0データ使い放題(24時間)330円(24時間単位)無制限(短時間)必要な時だけ使い放題/基本料0円/短期集中型に最適

それぞれのプランには独自の強みと制約があります。

楽天モバイルは“真の無制限”に近いサービスを提供している一方で、mineoは速度制限付きながらもコストパフォーマンスに優れています。

povo2.0は24時間限定の“使い放題”というユニークなスタイルで、出張やイベントなど短期的なニーズにぴったりです。

このように、同じ「無制限」でも内容は大きく異なります。
続く見出しでは、それぞれのプランを個別に詳しく掘り下げていきましょう。

楽天モバイル:Rakuten 最強プラン

楽天モバイルが提供する「Rakuten 最強プラン」は、データ通信を無制限に使える代表的な選択肢の一つです。

シンプルな料金体系と、楽天独自のネットワークによる通信の自由度が魅力ですが、いくつかの注意点も存在します。

項目内容
プラン名Rakuten 最強プラン
月額料金(税込)1,078円(~3GB)/2,178円(~20GB)/3,278円(無制限)
通信容量無制限(楽天回線エリア)※パートナー回線エリアは月5GBまで
通信速度高速通信(使いすぎによる制限なし)
テザリング無制限で利用可能
通話Rakuten Linkアプリ利用で国内通話無料
契約期間縛りなし・解約金なし
特記事項楽天回線非対応エリアではau回線を使用(速度に差あり)

楽天モバイル最大の特徴は、「使った分だけ支払う」段階制の料金体系です。

月のデータ使用量が少なければ安く、使い放題でも3,278円という明瞭な価格設定が安心感につながります。

楽天回線エリアであれば完全に無制限で、高速通信をストレスなく利用できるのもポイントです。

テザリングも追加料金なしで可能なので、外出先でノートPCやタブレットを使いたい人にも最適です。

加えて、「Rakuten Link」アプリを使えば、通話も無料。通信も通話もとにかくたっぷり使いたいというユーザーにとっては非常に相性の良いプランです。

ただし、エリアによっては楽天回線が不安定な場所もあります。

この場合、auのパートナー回線に切り替わりますが、パートナー回線では月5GBまでの制限があり、それを超えると速度制限(最大1Mbps)がかかります。

契約前にはエリアマップで自宅やよく使う場所が楽天回線対応かを確認するのがおすすめです。

povo2.0:トッピングで自由に使える“使い放題”

povo2.0は、KDDI(au)が提供するオンライン専用の格安SIMサービスです。

その最大の特徴は、基本料金が“ゼロ円”で、自分のライフスタイルや必要に応じて「トッピング」と呼ばれる機能を追加する仕組み。

中でも人気なのが「データ使い放題(24時間)」という無制限トッピングです。

項目内容
プラン名povo2.0(データ使い放題:24時間)
月額料金(税込)基本料金0円+330円/24時間(使いたい時だけ)
通信容量24時間無制限(実質使い放題)
通信速度高速通信(制限なし)※混雑時は制御あり
テザリング利用可能(上限なし)
通話別料金(30秒/22円)※通話トッピングあり
契約期間なし(縛り・解約金なし)
特記事項180日間トッピング未購入で利用停止の可能性あり

この「24時間データ使い放題」は、たとえば旅行中に地図や動画をフルに使いたいときや、リモート会議が続く1日など、一時的に大量のデータ通信を行いたい日にはとても便利です。

毎日は使わないけど、“必要な時だけ無制限”にしたいというニーズにぴったり。

また、povo2.0では必要に応じて他のトッピング(1GB/7日間で390円など)を選べるので、自分に合った通信スタイルを柔軟に組み立てられます。

テザリングも制限なく可能で、モバイルWi-Fi代わりとしても使えます。

ただし注意点として、180日間何のトッピングも購入しないと、povoから利用停止の連絡が来る可能性があるため、最低限の利用履歴を維持する必要があります。

とはいえ、使い方次第で非常にコストを抑えられる、自由度の高いプランといえるでしょう。

mineo(マイネオ):速度制限付きだけどコスパ良好な“マイそく”プラン

mineo(マイネオ)は、ユーザー目線のサービスで人気のある格安SIMブランドのひとつです。

その中でも、特に注目を集めているのが「マイそく」シリーズ。

速度制限がある代わりに、定額でデータ通信が“使い放題”になるユニークなプランです。

プラン名月額料金(税込)通信速度テザリング備考
マイそく スタンダード990円最大1.5Mbps(※平日昼12〜13時は32kbps)コスパ重視の無制限プラン。動画の中画質再生程度なら快適。
マイそく プレミアム2,200円最大5Mbps(※平日昼12〜13時は200kbps)2025年3月13日から速度が5Mbpsに強化。YouTubeの高画質再生もOK。

mineoの「マイそく」プランの魅力は、なんといってもその価格設定。

1,000円以下から無制限で通信ができるというコスパの良さは、他の格安SIMと比べても群を抜いています。

速度は最大1.5Mbps〜5Mbpsと控えめですが、LINEやTwitter、音楽ストリーミング、中画質でのYouTube視聴など日常使いには十分対応可能です。

さらに、mineoは複数の回線(au・ドコモ・ソフトバンク)に対応しており、エリアの選択肢も広め。

テザリングも制限なく使えるため、自宅や外出先でノートPCに接続することも可能です。

一方で、平日の昼12時~13時は速度制限がかかるのが大きな注意点。この時間帯はネットサーフィンもかなり厳しくなるため、仕事や授業でネットを使いたい人には不向きかもしれません。

ただ、2025年3月13日からはプレミアムコースの通信速度が3Mbpsから5Mbpsに引き上げられ、ストリーミング再生や大容量データのダウンロードもより快適に。

コスパと使いやすさのバランスを重視する方に、mineoは非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。

データ無制限プランを選ぶ際の注意点

「無制限」という言葉に惹かれてプランを選ぶと、あとから「思ってたのと違う…」と後悔することもあります。

格安SIMのデータ無制限プランは、実際には“条件付き”であるケースが多く、使い方によって満足度が大きく変わってきます。

ここでは、契約前に必ずチェックしておきたい注意点をまとめました。

通信速度の実態を把握しよう

無制限プランといっても、「常時高速通信」とは限りません。

mineoのように、最大1.5Mbpsや5Mbpsなどの制限があるプランもあれば、楽天モバイルのように高速で無制限に使えるケースもあります。

さらに、一部プランでは「時間帯制限」があることも。

mineoのマイそくプランは平日の12時〜13時に極端な速度制限(32kbpsまたは200kbps)がかかるため、この時間にネットを多用する人には不向きです。

チェックポイント

  • 動画は何画質まで快適に見られるか?
  • SNSや音楽配信は問題なく使えるか?
  • 平日昼にネットを使う頻度は高いか?

テザリングの可否と条件

モバイルルーター代わりにスマホを使いたい場合、テザリングが可能かどうかは非常に重要です。

幸い、今回紹介した楽天モバイル・povo2.0・mineoの各プランはすべてテザリング可能となっています。

ただし、キャリアや機種によってはテザリングに制限がある場合や、別途APN設定が必要なこともあるため、事前確認は必須です。

チェックポイント

  • 契約予定の端末でテザリングが使えるか?
  • 通信制限中の速度でもPC作業に支障がないか?

契約期間・解約金・トッピング条件に注意

大手キャリアと異なり、格安SIMは契約期間の縛りがないプランがほとんどです。

ただし、povo2.0のように「トッピングを180日以上しないと利用停止の可能性がある」など、独自のルールを設けている場合もあるので、サービス停止のリスクを回避するには定期的な利用が必要です。

また、mineoや楽天モバイルは解約金もかからず、気軽に試しやすい反面、MNP転出(番号そのまま乗り換え)時の手数料や手続き条件なども把握しておくと安心です。

チェックポイント

  • いつでも解約・乗り換えできるか?
  • 追加料金や隠れたコストはないか?
  • トッピング利用に制限がないか?

このように、格安SIMのデータ無制限プランには、見落としがちな“落とし穴”がいくつか存在します。

しっかりと自分の利用スタイルと照らし合わせながら、後悔のない選択をしましょう。

自分に合ったプランの選び方

格安SIMのデータ無制限プランは選択肢が豊富だからこそ、「何を基準に選べばいいかわからない」という声も少なくありません。

ここでは、ライフスタイル別におすすめの選び方を解説しながら、料金・速度・使い勝手のバランスを見極めるポイントをご紹介します。

利用スタイルで選ぶ

自分がスマホやインターネットをどのように使っているかを見直すことが、最適なプラン選びの第一歩です。

利用スタイルおすすめプラン理由
動画やゲーム中心/データ使用が多い楽天モバイル高速かつ無制限でコスパ◎。通話も無料。
通勤・通学のスキマ時間にSNSや音楽を使うmineo マイそく スタンダード安くてほどよく使える。1.5Mbpsでも十分。
日によって使用量が変動するpovo2.0必要な時だけ“使い放題”。柔軟に調整可能。
ストリーミングやオンライン会議が多いmineo マイそく プレミアム5Mbpsで快適。動画・音声も安定。

チェックポイント

  • 普段、何にどのくらいデータを使っている?
  • 1日あたりの使用量は? 毎月どのくらい必要?

通信品質とエリアをチェック

どれだけ良さそうなプランでも、自宅や職場が電波の圏外では意味がありません。

楽天モバイルのように、エリアによって通信状況が大きく異なる場合は、必ず事前に対応エリアを確認しましょう。

また、mineoは3キャリア(au・ドコモ・ソフトバンク)から選べるため、電波状況に合わせて柔軟に選べるのも強みです。

チェックポイント

  • 自宅・職場・通勤ルートの電波状況は?
  • 回線の種類(au・ドコモ・ソフトバンク)との相性は?

“速度 vs 料金”のバランス感覚

最終的には、「どこまで速度を重視するか」「どれだけ費用を抑えたいか」のバランスをとることが重要です。

  • とにかく安さ重視:mineo スタンダード(990円)やpovo(使いたい時だけ課金)
  • 速度・品質を妥協したくない:楽天モバイル(3,278円で高速&無制限)
  • ちょうどいいところを取りたい:mineo プレミアム(5Mbpsで2,200円)

生活における通信の重要度をよく考え、妥協点を決めておくと後悔の少ない選択ができます。

このように、自分の使い方に合った格安SIMを選べば、料金を抑えつつも快適な通信環境を手に入れることができます。

まとめ

「データ無制限」とひとことで言っても、その中身や使い勝手は格安SIMごとに大きく異なります。

本記事では、2025年3月時点の最新情報をもとに、楽天モバイル・mineo・povo2.0という主要な格安SIMの“無制限”プランを比較し、それぞれの特徴と注意点を解説してきました。

選び方のポイントは、次の3つです。

  1. 使い方に合った速度かどうか
    高速通信が必要なら楽天モバイル、日常使いに十分な中速でOKならmineo、短期間だけ大量に使うならpovoがぴったり。
  2. 料金とサービスのバランス
    料金を抑えたい人はmineoのスタンダードプラン、コストと快適さを両立したいならプレミアムプランやpovoの柔軟性が◎。
  3. 契約前に注意点を確認
    時間帯による速度制限やエリアによる通信の安定性、トッピングの必要条件など、見落としがちな点も契約前にチェックしておきましょう。

格安SIMの無制限プランは、上手に選べばコスパ最強の通信手段になります。

あなたのライフスタイルにぴったりの一枚を見つけて、ストレスのないネットライフを楽しんでください!

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この記事を書いた人

スマホ代を月6,000円→900円に節約したことをきっかけに、「かしこモバイル」を運営中。
現在はライター歴10年目。医療・ガジェット・通信分野を中心に執筆しています。

「スマホ代は無駄にするな!」をモットーに、初心者にもわかりやすくSIM・WiFi選びを解説しています。

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