スマホ料金を見直すうえで、多くの人が気になるのが「通話料金」。
近年では格安SIMの登場により、通信費を抑えつつ通話も快適に行える「かけ放題プラン」が注目を集めています。
特に、仕事で頻繁に電話をかけるビジネスパーソンや、家族・友人とよく話す方にとって、かけ放題プランは月々の負担をグッと減らせるありがたい存在です。
とはいえ、「格安SIMのかけ放題って本当に使えるの?」「通話品質は大丈夫?」「どこの会社が一番お得?」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、2025年3月28日時点の最新情報をもとに、主要な格安SIM各社のかけ放題プランを徹底比較。選び方のポイントまで、わかりやすく解説していきます。
自分にぴったりのプラン選びに、ぜひお役立てください!
格安SIMのかけ放題プランとは
格安SIMでも、大手キャリアと同様に「かけ放題プラン」を提供している事業者が増えています。
料金を抑えながらも通話をたくさん使いたい人にとって、このかけ放題オプションは非常に魅力的な選択肢です。
ただし、かけ放題の内容は事業者によって異なり、「時間制限あり」と「完全かけ放題」の2タイプが存在します。それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解することで、自分にぴったりのプランを選ぶことができます。
かけ放題プランの種類
格安SIMのかけ放題には、主に以下の2つのパターンがあります。
プランタイプ | 特徴 | 対象ユーザー |
---|---|---|
時間制限付き(5分・10分) | 1回あたりの通話時間に上限あり。上限を超えた分は従量課金される | 通話はするが、長電話はあまりしない人 |
時間無制限(完全かけ放題) | 通話時間に関係なく、何分でも通話可能 | ビジネス用途や家族との長電話が多い人 |
かけ放題プランのメリットとデメリット
格安SIMのかけ放題には良い面もあれば、注意が必要な面もあります。
メリット | デメリット |
---|---|
毎月の通話料金が固定化され、予算管理がしやすい | オプション料金が追加されるため、通話をしない月は割高感が出る |
たくさん通話する人にとっては、コストパフォーマンスが高い | 時間制限ありプランの場合、通話が長くなると追加料金がかかる |
一部の事業者では専用アプリで通話料無料になるケースも | 専用アプリ経由でしか無料にならないなど、使い方に制限がある |
特に専用アプリを使用するかどうかは、事業者によって大きく違います。
例えば、楽天モバイルでは「Rakuten Link」というアプリを通すことで無料通話が可能になりますが、このアプリを通さないと通常の通話料金が発生するため注意が必要です。

主要な格安SIMのかけ放題プラン比較
格安SIM各社は、多様なかけ放題プランを提供しています。以下に、主要なサービスのプラン内容をまとめました。
サービス名 | データ容量 | 月額料金(税込) | かけ放題オプション | 通話品質 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
楽天モバイル | ~3GB | 1,078円 | Rakuten Linkアプリで国内通話無料 | VoLTE | データ無制限プランあり |
ahamo | 30GB | 2,970円 | 5分以内の通話無料、無制限オプション+1,100円 | VoLTE(HD+) | ドコモ回線の高品質通信 |
mineo | 1GB~20GB | 1,298円~ | 10分かけ放題: +550円、無制限: +1,210円 | プレフィックス番号付与 | データ使い放題オプションあり |
UQモバイル | 4GB~15GB | 2,365円~ | 60分/月: +550円、10分/回: +770円、無制限: +1,870円 | VoLTE | au回線の安定した通信品質 |
LINEMO | 3GB~20GB | 990円~ | 5分/回: +550円、無制限: +1,650円 | VoLTE(HD+) | LINEのデータ通信がカウントフリー |
注:上記の情報は2025年3月28日時点のものです。
楽天モバイルのかけ放題プラン
楽天モバイルは、専用アプリ「Rakuten Link」を使用することで、国内通話が無料となります。
データ使用量に応じて月額料金が変動し、3GBまでは1,078円、20GBまでは2,178円、20GB以上は3,278円で無制限にデータ通信が可能です。
ただし、楽天回線エリア外では通信速度が制限される場合があります。

ahamoのかけ放題プラン
ahamoは、基本プラン(月額2,970円)に5分以内の通話かけ放題が含まれています。
さらに、月額1,100円のオプションを追加することで、時間無制限のかけ放題が利用可能です。
ドコモの高品質な回線を使用しており、安定した通信が期待できます。

mineoのかけ放題プラン
mineoは、多様なデータ容量プラン(1GB~20GB)を提供しており、ユーザーのニーズに合わせて選択できます。
通話オプションとして、10分かけ放題(月額550円)や時間無制限のかけ放題(月額1,210円)を用意しています。
ただし、通話にはプレフィックス番号の付与が必要となります。
UQモバイルのかけ放題プラン
UQモバイルは、au回線を利用した高品質な通信サービスを提供しています。
通話オプションとして、月60分の通話が可能なプラン(月額550円)、1回10分以内の通話がかけ放題となるプラン(月額770円)、そして時間無制限のかけ放題プラン(月額1,870円)があります。
自分の通話スタイルに合わせて選択できる柔軟性が魅力です。
LINEMOのかけ放題プラン
LINEMOは、ソフトバンク回線を利用した格安SIMサービスで、LINEのデータ通信がカウントフリーとなる点が特徴です。
通話オプションとして、1回5分以内の通話がかけ放題となるプラン(月額550円)と、時間無制限のかけ放題プラン(月額1,650円)を提供しています。

かけ放題プラン選びのポイント
格安SIMのかけ放題プランは種類も多く、料金体系やサービス内容も多様です。
自分にとって最適なプランを選ぶには、いくつかのポイントを押さえて比較することが大切です。
通話時間と頻度の確認
まず確認すべきは、あなた自身の「通話スタイル」です。
例えば、
- 1回あたりの通話が短く、頻度が高い →「5分・10分かけ放題」プランがコスパ◎
- 家族や仕事で長電話をよくする →「無制限かけ放題」プランが安心
実際の通話履歴を見返して、1回あたりの平均通話時間と月の通話回数を把握しておくと、ムダのないプラン選びができます。
データ通信量とのバランス
かけ放題プランを検討する際、意外と見落としがちなのが「データ通信量」とのバランスです。
たとえば、mineoのように小容量から選べるサービスは「通話メインでデータは控えめ」という方にぴったり。
一方で楽天モバイルのようにデータ無制限のプランは「データ通信もバリバリ使う」人におすすめです。
通信品質とエリアカバー
いくら料金が安くても、肝心の通話がブツブツ切れたり、エリアによってつながりにくいのでは意味がありません。
各キャリアの通信回線には、以下のような特徴があります。
- ドコモ回線(ahamoなど):地方でも安定したエリアカバーが魅力
- au回線(UQモバイルなど):都市部や地方でも比較的安定
- ソフトバンク回線(LINEMOなど):都市部中心の利用に強い
また、楽天モバイルは専用エリア内では高速通信&無料通話が可能ですが、エリア外ではau回線へ切り替わり、速度制限がかかる場合があります。
サポート体制の確認
格安SIMは基本的にオンライン完結型のサービスが多く、対面サポートがない場合も。
特にスマホに不慣れな方や、万が一のトラブル対応が不安な方は、サポートの充実度も重要なポイントです。
- オンラインチャットや電話窓口の有無
- 店舗での対面サポート対応
- 初期設定サポートの有無 など
「何かあったときにちゃんと相談できるか?」は、安心して使い続けるための大切な条件です。
このように、かけ放題プランを選ぶ際には「通話の使い方」だけでなく、「データ通信」「エリアの対応状況」「サポート体制」といった周辺要素にも目を向けることで、後悔のないプラン選びができます。
まとめ
格安SIMのかけ放題プランは、コストを抑えつつも通話をしっかり行いたい人にとって、非常に魅力的な選択肢です。
ただし、サービスごとに料金体系や通話方法(専用アプリの有無)、オプションの内容が異なるため、自分にとって「何が重要か」を明確にしてから選ぶことが大切です。
今回ご紹介したように、
- 楽天モバイル:通話もデータもフル活用したい人におすすめ
- ahamo:通話と通信のバランスを重視するビジネスユーザー向け
- mineo:柔軟なプラン選択がしたい通話ライトユーザーに最適
- UQモバイル:通話オプションの選択肢が豊富で安定した通信
- LINEMO:LINEを多用する人、シンプル志向の人におすすめ
と、それぞれのサービスに特徴があります。
あなたのスマホの使い方に合わせて最適なかけ放題プランを選び、通信費をもっとお得に、快適に使いこなしましょう!
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